Wednesday, 3 December 2014

フランスの国民議会,パレスティナの国家としての承認を支持

下院にあたる国民議会は,昨日,社会党議員団が提出したパレスティナを国家として承認することを支持する議案を賛成多数(339 : 151)で可決しました.ただ,これには法的な拘束力はなく,あくまで,政府をパレスティナを国家として承認するよう促すという議会としての意思表明でしかありません.詳しくは,L'EXPRESSの速報をご覧下さい.

なお,これに先立つ11月28日,フランスのFabiusu外相は,もし今後の2年間においてイスラエルとパレスティナ間の紛争に終止符が打たれない場合は,フランスはパレスティナを国家として承認せざるを得ないという見解を示しています.(Cf. "Fabius mise sur une reconnaissance de l'Etat palestinien d'ici deux ans" in L'EXPRESS")

また,やはり先月,スウェーデンは欧州連合加盟国の中で初めてパレスティナを国家として承認しました.(Cf. "Premier ministre suédois: "Nous avons reconnu l'Etat palestinien car le moment est opportun"" in L'EXPRESS)さすがに,すべてのシリア難民に無期限の滞在許可を与えた国だけのことはあります.(Cf. 『スェーデン,すべてのシリア難民に無期限の滞在許可 』)そういえば,イスラム法を新憲法の中に組み入れようとする現政権に対する抗議から,自らの全裸の写真をそのブログに掲載したエジプト人アリア・エルマハディさん(Ms Aliaa Elmahdi or Aliaa Elmahdy)の亡命を受け入れ,その学費を援助したのもスウェーデンでした.(Cf.『エジプトの女性解放運動の活動家を支援するためにもろ肌を脱いだ40人のイスラエルの女性たち』)

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