Thursday, 25 December 2014

SPIEGELの自動車担当記者たちが選んだ2014年のベストカー4モデル

以下,"Die besten Autos 2014:Vier Gewinner"から.「小さいことはよいことだ」が判断の基準だったようです.いずれにせよ,日本のコンストラクター2社のモデルが選ばれたことは望外の喜びであります.
  • BMW i8
    BMWで3気筒というのは,まさに異例中の異例.ドアを開いた姿は,東ドイツ国鉄の《コウモリの耳》形変形ヴィッテ式除煙板を備えた01.5形1号機(旧帝国鉄道01 174)を彷彿とさせます.なお,蒸気機関車の除煙板は,全体が上に開くことはありません.(以下の写真はBAHN Epoche の無料お試しダウンロード版(2012年2号)に掲載されているもの.)



  • Citroën C4 Cactus
    コンパクトな家族用車.スポーツ車のような形状ですが,スポーツ車が備えているような,あまり意味のない機能(例えば,エンジンの回転計など)はありません.

  • Renault Twingo
    Skoda Fabia, Hyndai i20, あるいはOpel Corsaと,2014年は小型車が多く登場しました.そのなかでも,特に注目されるのが,このモデル.リアエンジン(3気筒)タイプのために,全長3.6 mながら,ゆったりとした室内空間を提供しています.そして,最小回転半径8.6 mを実現.選定したTom Grünweg記者は,BenzのSmartは単なる小型("Bonsai")化であり,エヴォリューション(変化)に過ぎないが,ルノーのこのモデルは革命(レヴォリューション)的であると言っています.

  • Mazda 2
    全く見事な迄に独創的(Ganz schön originell)として,Sören Harder記者によって選ばれました.自重970 kgで,しかもヘッドアップディスプレイがついた自動車は他にはないと言います.ハイブリッド車,電動車のいずれも世に送り出していないマツダですが,Skyactiv-Technologieによって燃費と性能を飛躍的に向上させています.(ディーゼルの場合,3.4 L/100 Km.)

以下,自前の01.5(9号機:旧帝国鉄道01 143)の写真です.エアコンプレッサーがシリンダ前方に格納されたりなどしているため,ボイラーの両脇のランニングボードがまっすぐ延びきり,改造機とはいえ,この形式の美しさを際立たせています.


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