Wednesday 24 December 2014

アメリカ,2015年からホモセクシュアルとバイセクシュアルの献血が可能に

1983年以来,アメリカで同性愛者の献血をその生涯に亘って禁止してきた規制が,来年,撤廃される可能性がでてきました.食品医薬品局(FDA)のDr Margaret Hamburg長官の報告によれば,来年始めに,政府に政策転換の勧告を提出する予定だそうです.

FDAが上記の意向を持ったのには,献血された血液中のHIVなどの病原体の有無を確認する技術が進歩したことが,その理由のひとつのようですが, 同性愛者が献血する場合,献血時から遡って1年間,性交渉を持っていないことが条件となるそうです.こうした条件付与に対し,ゲイの支援団体GMHC(Gay Men's Health Crisis)は,それでは実質的な献血拒否とかわらないと言います.

なお,日本も含め,オーストラリア,英国は,同様の条件付きで同性愛者の献血を受け入れています.また,南アフリカでは,どのような性的傾向であろうと献血前は12ヶ月間,性交渉を持たないことを義務づけています.

2010年のカリフォルニア大学の試算によると,問題の禁止が撤廃されても,アメリカ国内における献血量の増加は2%から4%程度に留まるそうです.

以上,L'Obsの"ETATS-UNIS. Les homosexuels et bi-sexuels pourront donner leur sang"から.

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