Tuesday, 2 December 2014

全ドイツから賞賛と追悼の声 - 二人の少女を暴漢から救ったトルコ系女性大学生の死

事件が起こったのは,11月15日.Tugce Albayrakさん(23歳)は,たまたま居合わせたマクドナルズ店内のトイレで3人の男から暴行を受けていた2人の少女の助けを求める叫び声を聞き,止めに入りました.そのとき,客の中で少女達の求めに応じたのはAbayrakさんだけでした.彼女の介入によって男たちは一旦は立ち去りましたが,逃げた男たちのうちの1人(18歳)が,野球のバットを持って戻って来て,同店の駐車場でAlbayrakさんの頭部を強打しました.彼女は,気を失ってその場に倒れ,すぐに病院に運ばれましたが,2週間後の28日,両親は,脳死状態の彼女から生命維持装置を外すことを決断したのでした.なお,彼女を襲った男はすでに逮捕されています.

彼女の死を知ったJoachim Gauck連邦大統領は,遺族に彼女の英雄的な行動を讃え,また,深い哀悼の意を表す書翰を送りました.また,彼女に連邦共和国功労勲章(Bundesverdienstkreuz)の授与を求めるオンライン署名の数は,すでに10万に達し,大統領は同章の授与についても真摯に検討する旨を表明しています.

以上,L'OBSの"Tugce Albayrak, l'héroïne turque que toute l'Allemagne pleure"からでした.(ドイツ以外でも,英国などの多くのニュースメディアが彼女の英雄的行為と死について報じています.)

 12月4日付Spiegelのギャラリーはこちらです.下はSpiegelTVのビデオです.(Spiegelの関連記事はこちらから.)


以下は,L'OBSの記事で紹介されていたTweetです.

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