Friday 11 October 2013

反ユダヤ,親ナチスの退廃芸術家エミール・ノルデ

エミール・ノルデというと20世紀のドイツで最も人気のあるの画家の一人であり,その油絵や水彩画は,多くの有名な画廊の壁を飾っています.最近,この画家の反ユダヤ的,親ナチス的な姿勢を示す新しい資料がスイスで発見されました.これまで,彼の反ユダヤ的発言からユダヤ民族に対する彼の,憎悪とも呼べる嫌悪は広く知られていましたが,彼の作品がナチスによって退廃芸術の烙印を押されたこともあり,ナチスに対する姿勢については論議が続いていました.今回,発見された文書は,画家の,単なる親ナチスに留まらない熱心なヒトラー信奉者としての側面も明確に示しており,こうした議論に終止符が打たれそうです.

以上,10月9日付Spiegelの記事"Expressionist und Nazi:Neue Belege für Emil Noldes Hitler-Verehrung gefunden"より.

Seebüllにあるエミール・ノルデ美術館 いつもたくさんの人で賑わっている.

付近の様子

北ドイツの風景に溶け込んだ美術館

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