Sunday, 20 October 2013

120万ユーロの値打ちのあるバイオリンとは

ストラディヴァリではありません.1912年にニューファンドランド島近海で沈没した客船タイタニック号のオーケストラのリーダー,ウォレス・ハートレイが所持していたバイオリンです.彼は,船が沈む直前,革張りのケースに入ったこのバイオリンを自らの体に結びつけ,その後溺死したのでした.

先日,ロンドンのAldridge & Sonで競売にかけられ,1,050,030 £(124万€)の値がつけられたハートレイのバイオリンは,当時彼の婚約者であったマリア・ロビンソンから贈られたものだったそうです.ハートレイの遺体とともに発見され,一旦は彼女の元に戻りましたが,彼女の死後,救世軍に寄贈され,その後,出品者が入手したそうです.

製造年代は1880年頃.ドレスデンあるいはベルリンのメーカーによるものでマッギニー二バイオリン(Maggini-Geige)と呼ばれる種類だそうです.
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  • タイタニックの沈没の様子を再現したアニメーションはこちらから. ("Weiter"のボタンを押してください.)
  • タイタニックの沈没の様子を描いた画像(インタラクティブ)はこちらから.
  • タイタニックの船内の様子を描いた画像(インタラクティブ)はこちらから.
以上,10月19日付SPIEGEL ON LINEの"Trotz Salzwasser-Resten:"Titanic"-Geige für eine Million Pfund versteigert"からでした.

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