Friday 4 October 2013

パリで一番おいしいバゲットは14区にあり

5月18日付L'EXPRESSのニュースレターで紹介されていました.今後,1年間にわたってエリゼー宮御用達としてオランド大統領の口に入るバゲットを焼くのは,最もおいしいバゲットを焼く職人として選ばれた14区のRhida Khaderさん(OR親方?)だそうです.(お店の名前は,Au Paradis du Gourmandです.Googleの地図などに入れると表示されます.)


個人的には,おいしいバゲットというものが一体どういうものか判りませんが(そもそも,お米同様,何がおいしいパンなのかが判らないという鈍感な舌の持ち主なもので),唯一,クロワッサンについては珍しく好みがあり,おいしい,そうでないという区別をしています.例えば,フランスで朝,街中で焼きたてを食べるのが(パン屋で買ってその場で食べてしまう)一番おいしいと感じるクロワッサンで,その次はそれがさめたもの.反対に,おいしくないと思うのはスイスのクロワッサンで,食感が麩を思い出させます.尤も高級ホテルなどで出されるものは知りませんが.スイスなら焼きたてのブレッツェルのほうがおいしいと思います.また,フランスであっても,アルザスのクロワッサンはあまりおいしく感じません.では,ドイツはどうかというと,以前は,まずいと決めつけていたのですが,先日,訪れたベルリンのフリードリヒ通り駅のホームの売店で試しに買って食べたものがやたらにおいしく感じられたのは意外でした.その前にニュールンベルグで投宿したヒルトンホテルで出されたクロワッサンもそれなりにおいしく感じましたが.英国は別に持ち出す迄もありませんが,過度の期待は禁物です.英国なら,紅茶と一緒に出されるスコーンがおいしいと思います.(個人的には,紅茶ではなく,コーヒーと一緒に食べるのが好みです.それと,スコーンには,もちろん,クロティドクリームと出来ればベリー系のジャムをつけて.)では,日本ではどうかというと,少なくともここ横浜において,おいしいと感じるのが新横浜のプリンスホテルの1階で販売されているもの,スーパーマーケットのイオンのベーカリーで焼いているもの,そしてスーパーマーケットのマルエツ(大和市鶴間)のインストアベーカリー(『焼きたてパン工房』*1))が焼いているものです.味の点でわずかながら前二者がリードしているようにも感じますが,コストパフォーマンスから言って,マルエツのものの有利性は論を待ちません.(火曜日,水曜日のサービスデーにおいては1個100円を切る値段で販売されています.)一応,これまで以下のお店のクロワッサンを食べてみた上で到達した結論です.(表記は順不同.)
  • パスコ
  • ポンパドゥール
  • プチドゥール(バナナブレッドが,おいしいと思います.)
  • サン・ジェルマン
  • シャトレーゼ (次善の品としてたまに買います.)
  • ドンク
  • 神戸屋
  • 成城石井 
  • クイーンアリスカフェ
  • モンタボー
  • ヴィ・ド・フランス
  • リトル・マーメードほか


*1) マルエツは店舗によって入っているベーカリーが異なるのでご注意ください.

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