Wednesday 7 May 2014

アリゾナ州セントルイスで建設中のDowndraft発電プラント

日本語では何というのでしょうか.水分の気化により冷却された空気が,その増加した比重によって降下する際にタービンを回転させ発電させるという仕組みのプラントです.確か,かなり以前から研究されていた方法だと思いますが,この方法を使うと,天気が良くても悪くても24時間の発電が可能だそうです.

現在,アリゾナ州セントルイスで,Firma Solar Wind Energy Ltdが,2018年の完成を目指してプラントを建設中です.写真が紹介されていますのでこちらからご覧ください.

以上,5月6日付シュピーゲルの"Fallwindkraftwerke in den USA: Strom aus Luft"からでした.(お判りにように,ドイツ語ではこのように呼ぶようです.既存の単語を組み合わせて新しい言葉を創り出せるというのは,技術や他の分野に於けるドイツ人,あるいはドイツ文化の強みと言えるでしょうが,日本語も外国の言葉のカタカナを使っての音写が出来るので,それもまた日本人の柔軟性や適応能力を養う上でかなり役立っていると思います.別の言い方をするならば,日本のコピー文化と言うか学習文化を支えている非常に重要なシステムの一部ということです.その点,フランス語は不便だと感じていますが,これはこれでフランスの独自の文化を維持するという点においては,大いに役立っていると勝手に考えています.また,真空気化冷却といえば,南満州鉄道のアジア号の客室の冷房に使われた方式だったことを思い出しました.)

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