Wednesday, 7 May 2014

世界の都市のブランド力番付 - 1位はLA,パリは4位

6日付ガーディアンのブログポスト"The world cities with the most powerful brands - get the data"から.

あまり意味がよく判らない順位ではありますが,判定の基準は,環境や社会基盤などのハード面(Asset)とソーシャルメディアなどのソフト面(Buzz)における《強さ》のようです.後者に関しては,例えばFacebookで記録されたLikeの数やTwitterのSentiment Analysisが示す好意的な言辞の量などが比較されるそうです.つまり,その都市がこうした情報通信網においてどれだけ話題にのぼっているか,そして,その内容が好ましいものかどうかといったことです.

ブログに掲載されている表は,こちらをクリックすれば拡大表示されますが,これを見るとピンク色の円の中に位置する4都市が横綱ということになります.(ロスアンジェルスとパリについては判らないこともありませんが,ニューヨークとロンドンが横綱とは...英国の新聞だからということなのでしょうか.)そして,薄茶色の円の中の都市はUnderperform,つまり負け越しの都市というわけです.東京は,上海,北京と仲良くこの負け越しの都市の中に入っています.(番付に一応載っているということは順位としては序の口?)

東京についてのコメントとして,そのBuzz strentghにおいての弱さは,ひとつには日本では独自のSNSを利用していることが挙げられていますが,その点,韓国のソウルは黄色の円,つまり綱取りを目指す大関の中に含まれているので,同じアジアでも事情はかなり異なるようです.平たく言えば,ソウルのほうが世界に向かって開かれているということでしょうか.

いずれにせよ,このブログポストによると東京は,世界の多くの人にとって"an alian place for an alian experiance"なのだそうです.ということは,七不思議で有名な昔の夜の本所みたいなところということでしょうか.あるいは,どこかのサッカーチームの一部のサポーターが競技場で主張したように,東京も(the place for)"Japanese only"なのかもしれません.もっとも,サッカーについては,元々英国発祥のスポーツなので,その観戦時に特定の場所への立ち入りを日本人のみに制限してしまうこと自体にどこかとんちんかんな印象を覚えてしまいますが.

なお,ガーディアンの関連記事"From Milan to Mecca: the world's most powerful city brands revealed"では,上位25都市が写真とコメント付き紹介されています.

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