Tuesday 27 January 2015

悪化するロシア経済 - 質素倹約を呼びかける政治家たち

先日,Standard & Poor'sはロシアの格付けをBBB-からBB+に引き下げました.つまり,ロシア国債はジャンクボンドとされたわけです.(Cf. Wirtschaftskrise: Rating-Agentur S&P stuft Russland auf Ramsch herunter in SPIEGEL)全体のインフレ率が昨年11%を超えたロシアでは,物価も軒並みうなぎのぼり.なかでも食品のインフレ率は15%まで上昇し,肉,魚,砂糖,キャベツ,チーズ,卵,米などの価格上昇率は10%から50%となっています.こうした中,シベリアのスヴェルドロフスク州選出の議員Ilya Gaffner氏はロシア国民に健康のために食事を少なくするよう呼びかけました.さらに,政府の社会政策委員長を務めるIgor Tchernichie議員は,女性に口紅の代わりに赤かぶの色素を用いることやフランスなどから輸入される外国製下着ではなく国産の下着を着用するように勧めています.なお,合成繊維を使った女性の下着(petites culottes=трусики?)については,昨年の2月から健康を守るためという理由で着用を禁止する法律が施行されています.

以上,L'OBSのRUSSIE. Le Kremlin conseille de "manger moins" pour faire face à la criseからでした.

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