"Je jure de faire disparaître Assad!
Notre révolution est pacifique,
notre arme, c'est notre langue.
Nous ne tuerons personne,
nous aimons notre patrie.
Pas de ségrégation, nous sommes
de toute les confessions.
Comme des frères,
nous formons un seul corps.
Nous voulons la liberté
pour l'humanité."
1週間前に放送されたARTE Reportageの中で,シリアの子供たちについてのリポートの最後,ヨルダンに逃れて暮らすシリアの子供たちが,建物の屋上から国境の向こう側,自分たちの故郷デラア(Deraa)の方向を観ている様子が映し出されました.彼らの中には,2年に及ぶシリアにおける革命のきっかけ*1)をつくったムハメド君(当時12歳)と友人のヤザン君(当時10歳)がいました.そして,居並ぶ子供たちのなかの一人の女の子が暗唱してくれたのが,上記の詩です.もちろん,アラビア語でしたが,フランス語の字幕が表示されたので筆記しました.以下,拙いながら,日本語に訳してみました.
”僕は,アサドを倒すことを誓う!
僕らの革命は,平和革命だ.
僕らの武器,それは僕らの言葉だ.
僕らは,誰も殺さない.
僕らは,僕らの祖国を愛する.
どんな宗教を持っていたとしても,
僕らの間には,分裂などない.
兄弟のように,僕らはひとつだ,
僕らは,自由を求める,人類のために."
*1) 今回,ARTEの取材班が直接二人から得た証言によると,今から凡そ2年前の2011年2月11日,彼らは,その直前にテレビでエジプトの子供たちが,革命のスローガンを壁に落書きしているのを見て,自分たちも同じことをしようと考え,通っている学校の壁に,「自由」,「解放」,「みんな,政権の崩壊を望んでいる」と言った内容の落書きをしました.しかも,自分の署名入りで.その後,彼らを含む17名の子供たちが,警察によって逮捕,監禁され,殴る蹴る,感電,また,タバコの火を押し付けられるなどの暴行を受けました.中には,指のすべての爪をはがされた子供のいました.そして,その結果,彼らのうちの数名の子供たちが命を失いました.親たちの抗議を受け,治安当局は,子供たちを解放しましたが,もちろん,民衆の不満は治まることはなく,これまでに多くの子供を含む62000人もの死者を出すに至った内戦へと発展したのでした.番組では,今やヒーローとなった二人の少年へのインタビューを模様を流していましたが,ムハメド君の父親は,もし,息子がアサド軍に捕らえられたら,その場で殺されるだろうと言っていました.
* 現在,多くの家族がシリアを逃れてヨルダンに避難していますが,そこで子供たちの世話をしている団体"Save the Children"のサイトへはアクセスはこちらから.
* 現在,多くの家族がシリアを逃れてヨルダンに避難していますが,そこで子供たちの世話をしている団体"Save the Children"のサイトへはアクセスはこちらから.
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