Saturday, 10 August 2013

ドイツ南西放送局の鉄道ファン向け番組"Eisenbahn-Romantik"情報 - 2014年カレンダー,8月のプログラムなど

番組のホームページへはこちらから.

まず,来年のカレンダーについてですが,すでに発売されているようです.(ISBN 978-3-86192-361-9.書店,またはSWR Shopで購入可能とのことですが,日本に発送してもらうとしたらAmazon.deが手軽だと思います.定価は19.95ユーロ.)表紙を飾るのは,チェコのアルバトロスとポーランドのグリーン・アントン.そして毎月,世界各地の機関車や列車の写真が目を楽しませてくれます.*1)

ウォルスティンで見かけたアルバトロス

次に8月中の番組ですが,夏休み中ということもあって,以下の放送が予定されています.恐らくMedhiathekにアップロードされると思いますので,その場合は,日本でもインターネットを通じて視聴が可能です.(案内役のHagen v. Ortloffさんの8月のコラムへはこちらから.先日,お孫さんと一緒に7時間かけてシュトゥットガルトのS-Bahnの旅を楽しんだそうです.)
  • 8月10日:Eisenbahn-Romantik unter Volldampf:美しい自然の景観と多くの保存鉄道が走る英国はウェールズ地方ですが,そこにSnowden Mountain Railwayを訪ねます.当該路線は100年を超える歴史を誇りますが,開業当時のアプト式SLが今だ現役で,ウェールズの最高峰にアタックします.次に向かうのは,アメリカはヴァージニアのCass.その昔,木材輸送に利用された路線が,40年前,鉄道ファンと州政府の努力によって復活し,今やCassは,米国において最も多くの森林鉄道用機関車を擁する車両基地となりました.最後は,シュヴァーベンの一人の熱心な蒸気機関車マニアが発起人となって発足した鉄道友の会Eisenbahnfreunde Zollernbahnの物語.今やメンバーは40名を数えますが,彼らが最初に主催したSL列車の運行は,1973年4月のことでした.
  • 8月17日:Eisenbahn-Romantik in Bayern:ドイツにおける鉄道発祥の地バイエルン.まずは,アルブス地方で最も美しい路線と言われるKarwendel線を訪ねます.次は,バイエルン森林鉄道(Bayerische Waldbahn: Plattling - Bayerische-Eisenstein).ZwieselからはSL牽引.リポートに登場する70 083機関車を所有するBayerischen Localbahnvereinは,今年創立100周年を迎えました.その他,鉄道で繁栄するBerchtesgaden地方など.
  • 8月24日:Eisenbahn-Romantik zwischen Bodensee und Westerwald:ドイツ,オーストリア,スイスをまたがるボーデン湖(あるいは,コンスタンス湖)の周辺にもいくつかの保存鉄道が存在します.番組では,復活したアプト式SLの97501や可愛らしい森林鉄道,そしてチェーンソーなどを使って自然の浸食から保存鉄道の路線を守る鉄道友の会の活動などを紹介します.(52も登場しそうです.)
  • 8月31日:Eisenbahn-Romantik in der Schweiz zwischen Jungfrau und Bernina:スイスのユングフラウ線とベルリーナ線.クロコダイルに牽引されたプルマン編成の氷河急行が登場します.(再放送)




*1) ドイツの鉄道を始め,他の国の鉄道カレンダーをAmazon.deで探す場合は,素直に"Eisenbahn Kalender 2014"といったキーワードで検索するとたくさん出てきます.殆どが日本迄発送可能です.(特定の国のものを希望する場合は,その国の名前を加えてください.ex. "Schweiz", "Deutschland", etc. また,蒸気機関車のカレンダーの場合は,"Dampflokomotive(n)"を加えてください.)なお,日本のamazon.co.jpでも,上記の要領で検索するといくつかのドイツのカレンダーが表示され,日本国内であれば通常は送料は無料のようです.さらにドイツの鉄道専門の出版社VGBのオンラインショップへ注文しても日本迄発送してくれます.そのうちのひとつ,東ドイツ国鉄のSLの写真を用いたカレンダー"Reichsbahn-Dampf 2014"には,おまけとして下記のシーンを含むDVDが付いているそうです.

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