Monday, 26 August 2013

厭戦ムードのアメリカ

政府軍による化学兵器の使用が疑われているシリアの内戦.アメリカや同盟国は軍事介入の可能性について検討し始めましたが,25日付ドイツの電子版Die Welt紙の記事"Kosovo-Krieg soll Blaupause für Syrien-Schlag sein"に,8月23日にReuters-Ipsosによってアメリカ市民に実施されたアンケートの結果が紹介されていました.このアンケートはシリアへの攻撃の賛否について問うもので,結果は次のとおりです.
  •   9%:賛成
  • 60%:反対
また,化学兵器が使用された事が明確になった場合でも
  • 25%:賛成
  • 46%:反対
イラクやアフガニスタンへの軍事介入で,今や大半のアメリカ市民は戦争に疲れているようです. その上,秋の連邦議会においても多額の財政赤字を巡って野党側からのきびしい追求が予想され,引き続きオバマ大統領は苦しい立場に置かれそうです.

同様の内容が,8月27日付独Focusの記事"Obama vor Entscheidung – US-Bürger wollen keinen Militäreinsatz gegen Syrien"にも掲載されています.(ライブ・ティッカー)なお,ロイターのサイトの関連記事は,こちらです.

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