Saturday 10 November 2012

タリバンに銃撃されたマララさん,快方へ

10月9日,乗車中のスクールバスがタリバンに止められ,彼らからの銃撃で肩と頭に重傷を負い,一時は危険な状態にあったマララさん(Miss Malala Yousufzai,14歳)ですが,11月9日付の電子版ル・モンド紙によると,現在入院中のバーミンガムのクイーンエリザベス病院において徐々に快方に向かっているとのことです.彼女の暗殺を計画したタリバンは,その理由として,マララさんが女性が教育を受ける権利を主張しているからと言っています.彼女のもとには,世界中から多くの励ましが届いています.

以下,マララさんの遭難とその後を伝えるル・モンド紙の記事へのリンクです.

  1. Malala, militante de 14 ans, "dans un état critique" après une attaque des talibans(10月9日)
  2. La jeune Pakistanaise blessée par les talibans transférée en Grande-Bretagne(10月15日)
  3. Malala, la jeune opposante aux talibans, "reconnaissante" pour le soutien du monde(11月9日)
現在のマララさんの状況は,こちらです. 

リンクがある10月9日付の記事のページから,2009年に制作された彼女の家族のドキュメンタリービデオ(英語)が視聴可能です.その中で,彼女は,自分の国に尽くすため,以前は医者だった希望の職業を政治家に変えたと語っています.実際,このビデオの中でパキスタンにおけるアメリカ代表女性教育の現状を訴え,改善のための協力を求める彼女の様子が流れますが,実に堂々としています.

その他,11月9日,オーストリアのウェブニュースサイトのnews.atが,"Unterstützer fordern Nobelpreis"という記事を掲載し,彼女の支持者たちは,彼女へのノーベル平和賞の授与を望む人々の署名の数が,現在80000に達したことを伝えています.すでに,彼女は,去年,パキスタンの国民平和賞の最初の受賞者となり,また,オランダのKids Rightsの国際子供平和賞の候補者のリストにもその名を連ねています.

BBC Newsのサイトに掲載されたマララさん関連の写真

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