Friday 16 November 2012

ICEの先祖 - "Flugbahn-Wagen"

1931年6月21日,ハンブルグ - ベルリン間において,鉄道車両による速度記録が塗り替えられました.全長257 kmの同区間上で記録された速度は,230.2 km/h.使用されたのは,《鉄路のツェッペリン》,あるいは,《鉄路の魚雷》などと称された"Flugbahn-Wagen".(オンラインアルバムは,こちら.) 推進力をプロベラの回転によって生み出すという風変わりの設計の車両でしたが,その後,営業運転に使用されることなく,廃車となりました.理由は,走行時の騒音が大きすぎる,機関車として他の車両を牽引することができない,一度に輸送できるのが,わずか24名のみ等々.

時は流れて,23年後の2004年,ハンブルグ - ベルリン間は,ICEによりわずか8分で結ばれるようになりました.

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