Tuesday 30 October 2012

ニュージャージー州の原発の状況

10月30日午前8:02付電子版ル・モンドに掲載された記事Sandy : un réacteur nucléaire en alerte en raison de la montée des eauxによると,アメリカ本土北東に位置する原子力発電所は,いずれもSandyの影響による運転停止に至ることはなかったそうです.

ニュージャージー州は,今回のハリケーンの影響を最も激しく被った州のひとつですが,現地時間29日夕方に,Oyster Creekの原子炉について,付近の海水が上昇したため,警報が出されました. ただ,当該の原子炉は,Sandyとは関係なく,当時すでに停止状態にあったそうです.

また,Delaware川畔に位置し,ニュージャージー州の電力の50%を生み出している二基の原子炉Salem Unit 1およびHope Creekについては,Sandyがもたらす風雨がさらに激しさを増した場合の停止が検討されたようです.*1)


*1) Hope Creekの原子炉は,福島第一原子力発電所の原子炉と同じGE社製のMark I. (cf. Wikipedia, "Hope Creek Nuclear Generating Station") 


原発とは関係ありませんが,10月30日午前8:18付同紙の別の記事L'explosion d'un transformateur plonge Manhattan-Sud dans le noirによると,現地時間の29日の夕刻に一台の変圧器が爆発したため,Con Edison社は,安全のために電気の供給停止を決定し,そのため,マンハッタンの南の地区の一部が停電したそうです.

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