Monday, 15 October 2012

スイスを訪れる日本人観光客増加

昨晩の7時半のニュース(SF Tagesschau)で,今年の夏にスイスを訪れた外国人観光客で一泊以上した人の数の,昨年に比較しての増減が以下のように伝えられていました.

欧州: -14%
米国:  +3%
日本: +8%
中国: +23%
インド: +3%
ロシア:+11%

ただ,集客能力が高いのは,マッターホルンやユングフラウヨッホなど,世界的に有名な観光地ばかりで,そうした場所を少しでも離れたところでは,世界的不況のあおりを受け,押しなべて観光客の数は減少したそうです.

そんななか,土地の人にとって目新しかったことは,マッターホルンを訪れる日本人観光客が,2日から3日程度の滞在をしてトレッキングを楽しむ姿が見られるようになったことだそうです.通常,スイスを訪れる日本人観光客は,(滞在して)休暇を楽しむというよりは,ひたすら名所を訪れることに専念するので,新しいトレンドとして土地の観光業者たちも歓迎しているようです.

また,ユングフラウには,日本人,中国人観光客などの増加を受け,この夏,史上最高の26万人を超える観光客が訪れたとのことでした.しかし,ユングフラウの麓のヴェンゲンなどでは,観光客が激減し,観光業に携わる人たちは頭を抱えているそうです.

以下は,テレビニュースの内容ではありません.

現在,滞在中のバード・ラガーツには,超高級ホテルやカジノ,そしてゴルフ場などが整備されていますが,そうしたホテルの常連客は,アラブやロシアのお金持ちだそうです.そして,一般的に,特に後者は,スイスの人たちからはあまり好かれていないそうです.また,バルカン出身の人たちの評判もあまりよくありません.

なお,スイスを訪れる外国人観光客の数については,こちらからダウンロードできる資料(ドイツ語)の50ページ に国毎の数字が記載されています.51ページには,World Tourism Organizationのデータですが,外国人観光客の訪問国が人数,収益の多い順に紹介されています.また,日本人に人気のあるユングフラウを訪れる観光客の数は,こちらのリポートの2ページのBesucher Jungfraujochのグラフをご覧下さい.表記の数字は1000人単位です.

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