少し古い記事ですが,今年の9月20日付電子版シュピーゲル誌にChinesischer Hightech-Zug soll 604 km/h erreicht habenという記事が載っていました.「中国のハイテク列車が,604 km/hに到達した模様」といった意味ですね.
内容を要約しますと.
先日,ベルリンで開催されたInnotransで見られたトレンドは,「より軽量に,より効率的に,そしてより経済的に」でした.中国は,Innotransにおいて,新しいスピードテスト用車両の1/10の大きさのモデルを展示しましたが,この車両が,テスト走行で600 km/hを越える速度に到達したらしいのです.
CSR社製のこのCRH380ALという車両は,すでに,去年の12月に公開されていますが,このほど,Qingdao(青島)のテスト線で,非公式ながら,604 km/hという記録をマークしたとCSRは伝えています.6両から成るテスト編成の出力は22800 キロワットとのこと.
もっとも,専門家たちによると,通常の鉄道輸送において,360 km/hを越える速度は意味がないといいます.これ以上の高速走行では,空気抵抗および短距離の駅間におけるブレーキの使用がネックとなり*1),経営が成立しなくなってしまうからです.石油価格が上昇しがちな今,望まれる鉄道車両はというと,やはりエネルギー効率の高いものになります.すなわち,Innotransで示されたトレンドに沿った車両というわけです.
以上です.
なお,当該車両の写真は,オリジナルの記事に掲載されています.二種類の先頭車両があるようですが,両方ともどこかでみたようなデザインに思えます.右に写っているものは特に...
*1) エネルギー効率が悪くなるということでしょう.
内容を要約しますと.
先日,ベルリンで開催されたInnotransで見られたトレンドは,「より軽量に,より効率的に,そしてより経済的に」でした.中国は,Innotransにおいて,新しいスピードテスト用車両の1/10の大きさのモデルを展示しましたが,この車両が,テスト走行で600 km/hを越える速度に到達したらしいのです.
CSR社製のこのCRH380ALという車両は,すでに,去年の12月に公開されていますが,このほど,Qingdao(青島)のテスト線で,非公式ながら,604 km/hという記録をマークしたとCSRは伝えています.6両から成るテスト編成の出力は22800 キロワットとのこと.
もっとも,専門家たちによると,通常の鉄道輸送において,360 km/hを越える速度は意味がないといいます.これ以上の高速走行では,空気抵抗および短距離の駅間におけるブレーキの使用がネックとなり*1),経営が成立しなくなってしまうからです.石油価格が上昇しがちな今,望まれる鉄道車両はというと,やはりエネルギー効率の高いものになります.すなわち,Innotransで示されたトレンドに沿った車両というわけです.
以上です.
なお,当該車両の写真は,オリジナルの記事に掲載されています.二種類の先頭車両があるようですが,両方ともどこかでみたようなデザインに思えます.右に写っているものは特に...
*1) エネルギー効率が悪くなるということでしょう.
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