Tuesday, 30 September 2014

ポワロが食べ損なった雷鳥料理が味わえるロンドンのベスト・レストラン

名探偵ポワロシリーズの『猟人荘の怪事件』で,ポワロは赤雷鳥("Red grouse")の料理を楽しみにしていましたが,風邪のために,それを味わう機会を逃してしまいます."The Glorious Twelfth"と言われる赤雷鳥の狩猟解禁(8月12日)以降,この鳥の料理を供するロンドンのレストランのリストがこちらのサイトに掲載されています.その中でも,The Jugged Hareというお店では,射止めてから12時間以内に調理したものを出すそうです.(ただ,ポワロが望んでいたのは,射止めた直後に調理されたものだったようですが.*1) また,スコットランドのエディンバラでは,こちらのレストランなどで味わえるようです.ついでに,エディンバラのレストランでミシェランから星が与えられた店は,こちらで紹介されています.(もっとも,ミシェランの判定なるものが,果たしてあてになるのかどうかは判りかねますが.)

また,フランス語では赤雷鳥は"Lagopède des saules",または,"Lagopède d'Écosse"(前者の亜種)と呼ばれますが,スイスのクリシエ(Crissier)にあるベノワ・ヴィオリエというレストランのメニューにも,この鳥を使った料理があるようです.

ところで,ドラマの中でポワロは,狩猟の終了を待つ間に彼の側に来たアヴェリ夫人に自分の国(ベルギー)では,赤雷鳥の代用として(ヨーロッパ)オオライチョウ("Wood grouse”,フランス語では"Tétras")を使うと言いますが,フランス語ですが,その調理法がマリー・クレールのサイトのこちらのページに掲載されていました.ポワロは,松臭い("piney")と言っていましたが,果たしてどんな香りと味になるのでしょうか.(さすがに,マリー・クレールのサイトに紹介されているものですから,別段問題はないと思いますが.)





*1) "It must be eaten fresh, "while the gun is still smoking", as we say."と彼は言っています.

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