9月23日付のフランス国鉄のプレスリリースによると,2016年に実施が予定されているドイツ,フランス間での高速列車の運行計画は以下のとおり.
ところで,上記は欧州東高速幹線鉄道計画の一部を成すもので,すでに紹介した資料の12ページの2006年7月に同プロジェクトが公開した図(下)が示すように,やがてはパリからブダペストまで高速列車での移動が可能になります.(図にはブラチスラバまでしか記載されていませんが.)
このルート,すなわちパリからストラスブール,シュトゥットガルト,ミュンヒェン,ザルツブルグ,ウィーンを経てプラチスラバ,あるいはブタペストへ至るものは,まさに,1921年に運行を開始したオリエント急行(シンプロン・オリエント急行ではないほう)のルートそのものです.(下図の赤い太線)つまり,この路線を走る高速列車は現代版オリエント急行と呼べるでしょう.ただ,全線開通は早くとも2025年以降になるとのことです.
- 2016年春には,パリ,シュトゥットガルト間の所要時間が30分短縮され,3時間10分となります.そして,当該区間の列車本数も,現状の平日4往復から5往復に増加されます.
- 上記の結果を受け,パリ,ミュンヒェン間も5時間40分で結ばれるようになります.
- パリ,フランクフルト間も,現状の平日5往復から6往復に増加されます.また,当該区間にはストラスブールを経由する新線が建設されつつあり,開通すると所要時間が現状より15分短縮され,3時間35分となります.なお,これらの6往復のうち,4往復が現状のザールブリュッケン,カイザースラウテルン経由で運行され,残りの2往復がストラスブール経由で運行されるようになります.
- 以上の結果,フランクフルト,ストラスブール,リヨン,マルセイユを結ぶ列車も含めると,ストラスブールとドイツ南東の2つの商業都市,フランクフルトとマンハイムが毎日3往復の高速列車によって結ばれることになり,ストラスブールとカールスルーヘには毎日7本の高速列車が停車するようになります.
- 車両についても,2012年に導入が開始された最新型TGV Euroduplexに,同じくICE 3(407系)が加わり,利用者にさらに快適な旅を提供すると同時にエネルギーの一層の削減を可能にします.
ところで,上記は欧州東高速幹線鉄道計画の一部を成すもので,すでに紹介した資料の12ページの2006年7月に同プロジェクトが公開した図(下)が示すように,やがてはパリからブダペストまで高速列車での移動が可能になります.(図にはブラチスラバまでしか記載されていませんが.)
このルート,すなわちパリからストラスブール,シュトゥットガルト,ミュンヒェン,ザルツブルグ,ウィーンを経てプラチスラバ,あるいはブタペストへ至るものは,まさに,1921年に運行を開始したオリエント急行(シンプロン・オリエント急行ではないほう)のルートそのものです.(下図の赤い太線)つまり,この路線を走る高速列車は現代版オリエント急行と呼べるでしょう.ただ,全線開通は早くとも2025年以降になるとのことです.
Wikipediaの『オリエント急行』より |
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