2014年1月29日付電子版シュピーゲルのインフォーグラフによると,気候変動の主要な原因とされる温室効果ガスの排出源は,まもなく石炭になりそうです.そうした状況の出現に,最も大きな役割を果たしつつあるのがエネルギーの大量消費国である中国です.以下,3枚のスライドの内容の簡単な説明です.(記載されている全ての数字の単位は100万トン.)
- 大きな円グラフは,中国の石炭消費量の経年変化を示していますが,小さな円グラフに記されているように,1990年から2012年にかけて271.9%の増加を記録したそうです.同じページの右上は,2012年の全世界のエネルギー消費量の比率を示したグラフです.左側の数字は,石油に換算した消費量.
- 全世界のCO2の5年毎の排出量を示したものですが,各棒グラフの右端のブルーの部分が石炭起源を表していて,2010年の石炭起源の排出量の全排出量に対する比率は,1971年に比較して6.4%の増加となっています.右上の折れ線グラフは,全世界における石炭需要の増加の様子を示しています.
- 左は世界の化石燃料を現在のペースで消費した場合の使用可能年数を表しています.(左から,石炭,天然ガス,原油.)右は,現状の生産ペースが継続した場合の,各国の褐炭及び石炭生産可能年数です.
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