Tuesday 3 March 2015

ビスマルクを沈めたRNのベテランの回顧談とフォトギャラリー (ドイツ語)

ドイツ帝国海軍の戦艦ビスマルクは,すでにデンマーク海峡において英海軍のフッドを撃沈しており,その仇を討つべく,当時,出撃可能なすべての部隊が投入されることになったのですが,投入可能な航空機は旧式の複葉機フェアリー ソードフィッシュで,搭載可能魚雷は1本,しかも軽量のため,投下すると反動で自然に機体が上昇してしまうという,かなり心もとないクラフトでした.しかも,当日(1941年5月26日)の気象条件は極めて悪く,台風並みの風力10が観測されていて,搭載艦の空母アーク・ロイヤルの艦首が12mも海中に没する状況.甲板上では立っていることさえもできません.
 
そうした悪条件の中,アーク・ロイヤルから飛び立ったソードフィッシュのうちの1機に乗り込んでいたのが志願パイロットのJohn Moffatさん.彼が投下した魚雷はビスマルクに命中,同艦に致命的な損傷を負わせたということが15年後の調査で判明しています.モファットさんは,現在95歳.お元気でスコットランドのハイランド地方の小さな村Pitlochryの老人ホームで暮らしておられます.楽しみは,定期的に通う地元のパブでの友人たちとの歓談だそうです.

このお話の続きは,SPIEGELのVersenkung der "Bismarck" Himmelfahrtskommando über dem Atlantikでご覧下さい.なお,フォトギャラリー(16枚)は,こちらです.(1枚目は,フッドとの戦闘で被弾した際のビスマルク.)

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