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Saturday, 21 January 2017

事件が起きた場所で撮影された実話に基づくストーリー"Freistatt" - ARTE+7より

第二次世界大戦後の西ドイツには,問題児とされる子供たちを矯正するためと称して預かり,絶え間ない虐待により管理し泥炭採掘など過酷な労働に従事させる施設が存在しました.ナチス時代の強制収容所の青少年版と言えるものです.これらの,キリスト教信仰に基づく教育を施すと自らを謳った施設に収容されていた少年達に国による賠償金の支払いが決定したのは2010年のことでした.


冒頭のヴォルフガング(Louis Hofman)が施設へ向かうシーンで流れる女性合唱による「スカボローフェア」が気に入りました.

ドイツ,ザールラント放送他, 2014年,93分,ドイツ映画最優秀脚本賞受賞作品

最高の地理の授業を続けてもらうためのウェブ上の署名活動

Sunday, 15 January 2017

『ドストエフスキー』(全7回) - ARTE+7より

Saturday, 14 January 2017

『アルルのゴッホ』 -  ARTE+7より

本の紹介も含めます.番組は,Bernadette Murphy著"Van Gogh's Ear: The True Story"に基づいて制作されていて,著者自身が案内役を務めています.

Monday, 9 January 2017

目で見る気候変動の証 - ARTE+7より

アメリカ,2012年,72分

'Le dessous de la carte'の解説者ジャン・クリストフ・ヴィクトルさんの追悼番組 - ARTE+7より

長年に亘り,世界の過去,現在,そして将来の展望を判りやすく解説してくれたヴィクトルさんが,昨年12月28日に逝去されました.毎週土曜日に放送されるヴィクトルさんの番組は多くの人に愛され(斯く言う私もその1人),若い世代にも多くのファンがいました.恐らく,このような,見た目はシンプルながら,内容のきわめて奥深い地理の授業は後にも先にも存在しないでしょう.残念でなりません.その豊かな学識と人間愛,偏りのない視点は,例えば,世界のメディアがトランプ次期大統領が打ち出したメキシコ国境に於ける壁の構築についてのみ報道していたとき,ヴィクトルさんは世界中に存在している「壁」をテーマに取り上げたことなどに示されています.



例えば,Googlemapの信憑性について... 2つの各国別の国境と国際版国境が存在しているのが判ります.
著作権法上問題有りですが,ARTE様お許しを.

接続地域によって異なるGooglemapの国境表示.
同上
では,国際版は全く問題ないかというと,そうでもありません.bingmapとの比較で判るように,Googlemapの国際版(maps.google.com)では,国連も国際司法裁判所も承認していないクリミア半島のロシアへの併合を認めています.
誤って表示した国境が問題の種となったこともありました.2010年のニカラグアとコスタリカが領有権を争っているIsla Portillosをニカラグア領に組み入れてしまったために,同国の軍隊が進駐する事態へと発展させてしまったのです.
最後に,追悼番組の1時間5分ごろから放送された,ヴィクトルさんの最後の旅行先となった千島列島についての番組は,日本でかつて同様の内容の番組が一度でも放映されたか疑問を持つ程のプレゼンテーションです.フランス語,あるいはドイツ語がお判りになる方には視聴をお薦めします.

Wednesday, 30 March 2016

ARTE Reportage: 緊急事態宣言下のフランス - ARTE+7より

NATOとロシアの関係同様,NHKは絶対に放送しない内容.*1) でも,日本人で安全保障関連法を支持している人は必見の番組だと思います. *1) 何故,NHKを始め日本のメディアが冷え込みを続けるNATOとロシアの関係を報じないかというと,それを報じると国民に安全保障関連法に対する不安が生じることを現政権が好まないからでしょう.

世界鉄道の旅: アイルランド - ARTE+7より

Wednesday, 16 March 2016

ダエシュから抜け出た人々 - ARTE+7より

貴重な証言集.
制作ARTE, フランス,2016年,53分

Wednesday, 3 February 2016

BALKAN TRANSIT - ARTE+7より

バルカンルートを経由して西ヨーロッパへ向かう難民たちの現状をリポートしています. 26分,中部ドイツ放送局制作,2016年

Thursday, 28 January 2016

『ローレ,ナチズムと戦争に翻弄された恋』 - ARTE+7より

103分,中部ドイツ放送制作(ドイツ,オーストラリア,イギリス合作),2012年

Sunday, 17 January 2016

クイーン・メリー - ARTE+7より

115分, SSR,ARTE制作(スイス,フランス,ドイツ), 2013年

『教会と金』 - ARTE+7より

ドイツでは,サラリーマンが所得を申告する際,所属する教派も記載することになっていて,収入の8%から9%が教会税として国から当該の教派に支払われます.その額,2013年だけで凡そ100億€.ドイツでは,この制度に対する批判が日増しに強くなっています.
75分, 北ドイツ放送局制作, 2014年

Monday, 11 January 2016

ARTE Reportage - 出版社襲撃事件から1年/シリアを逃れた3家族

Le Mondeのカトゥーニスト,ジャン・プランチュさんを取材しました.(プランチュさんが設立したCartooning for Peaceのサイトはこちらです.

Thursday, 2 July 2015

焚刑に処せられた宗教改革者,ヤン・フス (1/2)

処刑の際,"Dnes pečete hus, ale přijde labuť, kterou nebudete moci upéci."("Today you all bake a goose, but there comes a swan which you won't be able to cook.")と後のルターの出現の予想していたかのような言葉を残したチェコの宗教改革者ヤン・フスの殉教600周年を記念して製作されたドラマ.(下は,フランス語版.ドイツ語版へはこちらからどうぞ.)

Saturday, 20 June 2015

ヨーロッパで放送される番組の子供や特定の視聴者に対する配慮の例

先日,ARTEで放送されたウォータールの戦いについてのドキュメンタリーでは,壮絶な戦闘シーンが再現されていますが,中には特定の視聴者にはショックを与えかねないと思われる映像が含まれていました.日本では,絶対に放送されないと思われるものです.が,以下のスクリーンショットでご覧いただけるように,視聴を開始したときに注意書きが表示されます.

フランス語版.番組を選択すると,最初に表示される画面に注意マークと子供や特定の大人にショックを与えかねない映像が含まれているとの記載.
上掲画面上のプレイボタンを押すと,さらに確認を促す画面が表示され,「続ける」のボタンを押すと始めて本編の再生が始まります
ドイツ語版も同様

ある人々が,しきりに口にする「平和ボケ」という言葉を聞くたびに,行政にしろニュースメディアも,過去のものにせよ現在のもの(例えば,NATOとロシアの悪化する緊張関係やイラク,アフガニスタンなどにおけるNATO諸国軍の駐留体験)にせよ,戦争の実態をできるだけ客観的に示そうとせず,むしろそれを隠そうとしているのが不思議に思えてなりません.現実の戦争の実態も知らないまま,安全保障法制や集団的自衛権について議論したり,国民投票における投票年齢を引き下げるするなど,すくなくとも政府与党および行政の言行動には,まったく整合性が見い出せません.(政府与党および行政当局は,国民全体が意思を持たず,思考もせず,前者が望むことのみ行う都合の良いロボットになってくれるようにひたすら腐心しているように見えます.)

戦争の実態を知る為には,ときには凄惨なシーンを再現する必要があります.(上記の番組においては,戦闘に参加した人々の残された証言に基づいて,それらのシーンが再現されていました.ドキュメンタリーとしては当然の作り方と言えます.) もし,日本の行政やニュースメディアが,死者たちの祟りを恐れる御霊信仰に基づいて,戦争の実態を隠そうとしているとしたら,西洋近代社会の民主主義の前提となっている'Die Entzauberung der Welt' (「世界の脱呪術化」,Max Weberの言葉)を経験していないことを自ら証明していることになります.ようするに,日本は,実態として長州藩らによる幕末のクーデターによって成立した絶対主義的封建制中央集権国家の構造を保っている極めて特異な前近代的な国と言えるでしょう.(凄惨な現実は隠蔽しつつ,映画などでは『悪の教典』に見られるような極めて残虐性が強く凄惨なシーンが子供たちの目に触れるのを許していますが.さらに,裁判員が参加する裁判では実際に起きた凄惨な事件の被害者の画像を裁判員達は見せられています.)

もうひとつ,凄惨なシーンを不特定多数の人に公開しないのは,私たち日本人には,西洋ではルネサンス期以降のキリスト教神学者や人文主義者によって提唱された'Libre Arbitre'(「自由な判断」)という概念,または風習がないからかもしれません.具体的に言えば,上記の『ウォータールーの戦い』の例で示したように,もし,観る側に観るか観ないかの自由な選択の余地を残してしまうと,それを観るのをためらう人達が,他の人達のみが観ることができる映像を公開するのは自分たちに対する情報秘匿であり,差別であるとして公開する側の姿勢を非難することになるでしょうから.どういう訳か,私たちは,昔から生きるのも死ぬのも一緒という強い'絆'で結ばれているようです.「一億玉砕」などという戦時下のスローガンが思い出されます.そして,子供が虐殺される等,凄惨な事件が起きると,ひたすら皆で「命を大切にしましょう」という呪文を繰り返すばかりで,具体的にどういう行為が「命を大切にする」行為で,反対に「命を粗末にする」行為というのはどういう行為なのかも示そうとしません.(欧米のニュースメディアは,イラクで起きた民間人誤射事件やアフガニスタンでの民間人誤爆事件を検証するための映画やドキュメンタリーを制作しています.また,ドイツのARDは,13年間に亘る連邦軍のアフガニスタン駐留のクロニクルを放送,また,駐留した兵士による証言集等,多くの書籍も出版されています.特定秘密保護法が施行された今の日本で,仮にそうでなくても,今の日本人にそうした過去に自ら犯した過ち,さらに,将来,同様の事件を起こした場合,それらをメディアという手段を用いて,この国の歴史,文化,さらに精神的特性を踏まえた上で体系的且つ論理的,客観的に検証,分析し,日本国民はもちろん,人類普遍の教訓として共有させ,そうした過ちを避けようとする姿勢や能力があるでしょうか.) いずれにせよ,この国は自らを近代化を了え,民主主義によって統治されていると言ってはいますが,少なくとも西洋の近代化し,民主主義によって統治されている国々とは全く異なる要素や構造が保たれている国であることは間違い有りません.宗教から政治,ありとあらゆる領域でこの国はパラノイアック,インコシステント,チャイルディッシュな国であるとためらうことなく断言できます.

東欧の豪華庭園 - ARTE+7より

Friday, 19 June 2015

今でも公開が禁止されているナチス時代の映画群 - ARTE+7より (ドイツ語 / フランス語)

掲載したのは,ドイツ語版です.フランス語版へはこちらから.ベルリン・ブランデンブルグ放送制作.2013年.53分.