Sunday, 17 June 2018

ラグビーワールドカップの会場となる釜石市,近隣地域も含め外国人観客の受け入れ準備は大丈夫?

今日は,展覧会を2つ訪れようと日帰りで仙台まで行きました.往復の交通手段は,いつも通り直行の高速バスでしたが,大船渡市内の商人橋(あきんどばし)から,2人ほど外国人の方が乗り込もうとされました.バス停まで若い日本人カップルが付き添ってきたようでしたが,彼らは同乗せず,仙台駅まで外国人だけで行くとのことでした.彼らは日本語を話さず,もっぱら英語でしか会話できなかったため,気の毒だったのは,運転手さん.途中,PAで休憩もあるため,その案内も含めて自分ではとても対応できないと,ほとんど乗車拒否せざるを得ない調子だったため,「仙台駅までなら,私も行くので,必要な案内はしますよ」と申し出て,お2人と仙台までご一緒することになりました.仙台に着いたら着いたで,バスのターミナルが駅から離れているため,引き続きご案内.挙句の果てには,東京まで行くのだが,新幹線の乗車券も持っていないとのことだったので,券売機での購入のお手伝いまですることに.もちろん,仙台のバスターミナル(仙台駅前)のInformationでは,彼らが尋ねれば英語で対応しれくれたでしょうし,JR仙台駅でも同様でしょう.とはいえ,行きがかり上,そうせざるを得ない雰囲気になってしまったための展開とも言えますが,「この人たちは,日本語も判らないのに,よくこんな冒険をするなあ.」というのが,すなおな感想でした. 利用した岩手県交通のバスの大船渡 - 仙台線の車内アナウンスは日本語のみで,運転手さんが慌てるのもむべなるかな.ラグビーワールドカップ招致,ILC誘致と,大勢の外国人のお客様を呼び寄せようと頑張るのは結構ですが,地域のペースで無理のない程度に,やっていってほしいと他人事ながら思います.個人的な印象ですが,凡そ日本の県のなかで,岩手県ほど「頑張ろう」と言う言葉が似つかわしくない県は他にないと思っています.そうした奥ゆかしさ,つつましやかさが,空気のように,ごく自然に人々の生活態度を形作っているからこそ,私自身,岩手県を住みやすく感じているのだろうとも思っています.県外者だから,そう思うのだと言われれば,それまでですが,これでも父方の実家は大船渡と同じ言語圏,文化圏に属する気仙沼で,さらに,子供の頃,短期間でしたが,水沢で過ごしてもいます.
たまさかと思えぬ出会い そこ ここに

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