Saturday, 23 June 2018

大梅拈華山正法寺

岩手県の水沢市にあるお寺です.子どものころ,夏と冬の休みの間の数か月間だけ過ごさせていただいたことがありますが,敢えて誤解を恐れずに申しますと,多くの面で真の贅沢を教えていただいた場所です.特に食,例えば米飯を炊くにしても,当時は,今は使われていない大きなかまどが使われ,お米は近隣のお宅から托鉢で頂いたもの,水は裏山から湧き出す清水,そして,燃料の薪も周辺から切り出された木を斧で割って用意しました.味噌汁の味噌も,もちろん自家製.禅宗の寺では,料理長は典座(てんぞ)と呼ばれますが,私は,その助手で,薪割から米研ぎ,そして,炊飯まで一通りの技術は習得させていただきました.今でも,感謝の念で一杯です.(拝観については,公式サイトをご覧ください.)


大きな茅葺の屋根.滞在中に修復工事が実施され,お手伝いをさせていただのも,良い思い出です.


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