Sunday 30 November 2014

フィンランドの学校,2016年新学期から手書きはオプションへ

私のような旧世代に属する者には,とても理解できないことですが,つまり,学校での文字書きはすべてキーボードで行うことになるということです.手書きは,あくまでもオプションとしてのみ残るようです.なお,教師たちの大半も賛成のようで,ただ,言語教師がつくる団体の副代表Susanna Huhtaさんは必ずしも諸手を上げて賛成というわけでもないようです.その理由として,Huhtaさんは,文字を手で書くことは子供の脳の活性化や運動能力(あるいは活動性)の発達を促すことを挙げています.

もっとも,アメリカでは,すでに今年の新学期から50州のうち45州の学校で似たようなシステムが採用されているので,フィンランドだけというわけではないようですが...なお,フランスでは,現時点では,このようなシステムの採用は検討されていないようです.

(Cf. "En Finlande, fini les cahiers, vive les claviers !" in L'OBS,"Aux Etats-Unis, l'écriture cursive considérée comme un vestige du passé" in L'OBS,"L'écriture manuscrite, dépassée ? Elle est en train de s'éteindre. Vive le clavier !" in L'OBS)

蛇足ですが,個人的には,国内,国外に拘らず,大切な人への大切な連絡は,必ず万年筆を使った手書きの手紙で行っています.そして,切手も内容に合わせた記念切手(例えば,お悔やみの手紙の場合は,白い花が描かれているものといったように)を貼るようにしています.

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