Wednesday, 5 November 2014

2分47秒で理解するアルジェリア独立戦争の発端(フランス語)

今から60年前の1954年11月1日のアルジェリア民族解放戦線(FLN)の一斉蜂起から1962年の独立に至るまでのアルジェリア独立戦争の発端を説明したL'OBSのビデオです.この戦争により,多くのアルジェリアの人々が犠牲となりました.



ところで,こうしたフランスのニュースメディアが公開するビデオを見るたびに沸いてくる素朴な疑問があります.それは,何故,日本のメディアは,例えば日韓併合や満州事変,あるいは真珠湾攻撃に至る経緯等をこうした判り易い手段で説明することができないのかということです.単純に能力がないだけからなのか,それとも日本社会全体に於いて,その必要が存在していないからなのか,あるいはまた,歴史認識に於いて私たち日本人がいつまでたってもスキゾフレニアの状態から抜け出すことができない,いわば病的状態にあるからなのか,その理由は未だによく判りません.

なお,このビデオを見て思い出したのが,我が心の故郷,南仏サロン・ド・プロヴァンスのアンペリ城内にある軍事博物館です.そこにはルイ14世から第一次世界大戦に至る迄のフランス軍の軍服や装備など膨大なコレクションが所狭しと展示されていて,アルジェリア独立戦争についての資料も閲覧することができます.また,サロン・ド・プロヴァンスと言えば,かのノストラダムスが晩年を過ごした地としても有名です.1555の夏,彼の名声を聞いた王妃カトリーヌ・ド・メディチに彼が謁見したのもサロンにおいてでした.それを記念して毎年6月の下旬に行われるのがサロンの歴史祭(La Reconstition historique).こちらに,以前,訪れたときに撮影した写真のうちの数枚を載せておきますのでご興味がありましたら,ご笑覧ください.(サロンに滞在される際は,是非ホテル・セレクトをご利用ください.必ずやプロヴェンスでの最高の休日を過ごせることでしょう.)

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