Wednesday 24 June 2009

旅先にて(5)

自分のブログに例の奇妙なウサギ人間の写真を載せたことを、世話になっている家の奥様(何を隠そう、留学時代以来、こちらで私の親代わりになってくださっている方ですが)に伝えると、「あんなへんてこりんなものより、もっと気の利いたものの写真を載せたら」とのご提案を頂いたので、他のオブジェの写真も何枚かご覧に入れたいと存じます。とりあえずは、当たり障りのなさそうなものから。下は、村にある2軒の高級ホテルの近くの公園です。

次から、陳列されている作品ですが、いずれにしてもどこかしら奇妙であることには間違いないような気がします...

最初は、上の写真に写っている教会の向かって右側の芝生の上に置かれたオブジェです。上からぶら下がっているのは、ご存知ミケランジェロのダビデ像、そして、その下で一生懸命にそれを避けようとしているように見えるのがミロのビーナスです。(はるか遠くに見える村のプロテスタント教会の尖塔が、ダビデをつついているように撮影しようとしたのですが、やめました。 )

次は、村にある2軒の高級ホテルのひとつの近くで撮影したもの。道路の奥の右側がそのホテルです。道路に停車中の自動車が何で出来ているかお分かりになりますか。
実は、このように大理石でできております。原寸大のキャデラックだそうです。下に「乗車禁止」と書いてありますが、乗ろうにもドアが開かないことには...木刀みたいな自動車です。そして、その下は、本物のポルシェ。上記の高級ホテルの前に止まっています。そしてそれを眺めているのは、首から上が煙突だったりする一群の彫像。
次は、多少スイスらしい雰囲気の、木彫りの牛だか、馬だかの行列です。

そして、その下は炭鉱などで用いられるトロッコに人の顔が詰まっているという作品。なんとなく石田徹也さんの絵を思い出したので、撮影しました。

最後は、円空か、木喰(もくじき)上人の手による仏像さながらのリスの彫像です。(こちらは、別に今回のトリエンナーレの出品作ではありません。が思わず手を合わせたくなるような、どこかしらありがたい厳かさを感じてしまいます。)

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