Sunday 21 June 2009

旅先にて(4)

仏検を受験された皆様、ご苦労様でした。いうまでもありませんが、今晩はとりあえずテストのことは忘れ、十分に休養なさってください。

さて、私のほうはといいますと、天候にはさほど恵まれてはいないものの、お蔭様で引き続きのんびりさせていただいております。昨日は、バーゼルにある友人の妻君の実家を友人の家族と訪ねました。昼食後、こちらへ戻る友人家族を見送り、妻君のご母堂と久しぶりにバーゼルの町を散歩しました。まずは、現在開催中のヴァン・ゴッホ展を観に美術館へ。これまであまりゴッホには興味をもたなかったのですが、折角来ているからにはと訪れてみましたが、なかなか見ごたえのある展覧会で、ゴッホの人生の流れとそれに伴う画風の変遷がとても分かりやすく示されていました。帰りは、バーゼルからの直通の急行でしたが、たまたま、同じ列車に上記友人夫妻の長男Flurin君(19歳)が乗り会わせていました。前回、訪れたときまでは、ずっとドイツ語で話していたのに、何故か、今回は私とはフランス語で話してくれます。大きくなって、異国人に対するスイス人らしい配慮が身についてきたんだなと嬉しく思いました。おしめをしているころから知っている子が、ブロンドの背が高いbeau garçonに成長していて、歳月の過ぎるのを本当に早く感じます。

ところで、以前の報告の中で、今回のトリエンナーレではウサギのオブジェが公衆トイレの上に乗ったりしていると書きましたが、見れば見るほど奇妙な風景なので、写真を載せます。宿泊先のダイニングから見える風景です。画像のほぼ中央に見える円形の建物が公衆トイレです。
こちらの人はBarbie Hase(バービー人形ならぬ、バービーウサギ)と呼んでいますが、下がアップの画像です。確かに首から下は女性のようです。奇妙なウサギ人間がトイレの上にしゃがみこんでいて、「ウサん臭いということなのか」と思ったりするのは日本人の私くらいのものでしょうけど...
最後に雨空の下の宿泊先の裏庭です。聊かの風情が感じられたもので。

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