Saturday, 18 April 2015

在コンゴ国連平和維持軍,FDLR殲滅作戦への参加中止

FDLRの所行については,下のTweetのリンク先の記事などに書かれていますが,それに対抗する国連の平和維持軍は18,000人の兵士および2,300人もの民間人によって構成され,年間14億ドルの予算によって遂行されている,現在,世界のおけるもっとも規模の大きな国連の軍事組織です.統括しているのは,ドイツの外交官マルティン・コブラー氏.しかし,政府軍との協同軍事作戦開始の直前になって,カビラ大統領がコンゴ軍の2人の将軍を交代させたことで,国連軍の政府軍との協力が困難な状況に陥っています.原因は,新たに就任した将軍達.彼らは,国連のレッドリスト,つまり人権犯罪者のリストに記載されている人物だからです.新しい将軍達は,自らが指揮する部隊を使って市民たちを襲撃したとされています.そうした経歴を持つ人物とは協力出来ないとコブラー氏は述べています.FDLRの殲滅はコンゴ軍の力だけでは無理というのが一般的な見方のようです.
(Cf.Der sabotierte Kampf gegen Milizen in Kongo-Kinshasa in NZZ)
FDLRは,妊娠中の女性を殺害するなど,ボコ・ハラムなどと同様の残虐行為をしています.

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