Saturday 7 February 2015

Daechの人質となっていたアメリカ人ONG職員,ヨルダン空軍による爆撃で死亡?

Daechの報道担当部門が金曜日に発表したコミュニケによると,人質として拘束されていたSupport to Life及びDanish Refugee Councilの女性職員Kayla Jean Muellerさんが,同日にラッカ近郊で実施された有志連合による空爆で死亡したとのことです.ただ,遺体の写真などは公開されておらず,アメリカ政府は現時点ではMuellerさんが死亡した確証は入手できていないとしています.なお,コミュニケの本文には言及されていませんが,タイトルには彼女がヨルダン軍機の爆撃によるものと書かれているようです.さらに,Syrian Observatory For Human Rightsは今回の空爆では少なくとも30名程のDaechの戦闘員が死亡したと伝えています.

アメリカ政府は,Daechの人質になっているアメリカ人の氏名などの個人情報も人数も公表していませんが,今回,DaechがMuellerさんについての情報を流したため,Muellerさんの名前を出して対応せざるを得なかったようです.Muellerさんは,2013年の8月4日,シリアのアレッポで国境なき医師団のスペイン支部が運営する病院から出て来たところで誘拐されました.家族は,昨年の5月時点では彼女の無事は確認できていたと語っています.

以上,L'OBSのIncertitude sur le sort d'une otage américaine de l'EIからでした.下は,ヨルダンのJudeh外相のコメント.
Raqqa is Being Slaughtered Silentlyのサイトに掲載されたUS-led coalition warplanes carry out its first raids on the countryside of Raqqa after the execution video of Moath Kasasbehによると,爆撃が行われたのは以下の地域で,今のところ,民間人への被害は確認されていないようです.
  • Mansoura town and poultry facility in west of Raqqa city, which taken by ISIS as a repository of heavy weapons.
  • many areas in western countryside.
  • Moghlah village.
  • Sabkhah town.
  • Mountain of Manakher, North of Karamah town.
  • Mazyona village.
  • Sbaheyah area.

No comments:

Post a Comment