Monday, 16 February 2015

深刻化するフランスでのユダヤ人差別 - バ・ラン県のユダヤ人墓地で数百の墓が損壊される

現場は,サール・ユニオン(Sarre-Union)のユダヤ人墓地.400ある墓のうち凡そ300が損壊されているという通報が警察に寄せられたのは,日曜日の17時少し前のことだったそうです.この墓地は,過去にも同様の損壊行為の対象となっていて,1988年には凡そ60の墓碑が倒され,2001年には54もの墓が損壊されています.

なお,フランスで2014年に発生したユダヤ人差別事件は前年比で2倍に達していて,(2013年年が423件だったのに対し2014年は852件)特に暴力被害が増加しているようです.以上,L'OBSのBas-Rhin : des centaines de tombes profanées dans un cimetière juifからでした.下は,ヴァルス首相とオランド大統領の当該事件についてのTweet.


16日付L'OBSのCe que l'on sait des auteurs de la profanation des tombes juivesによると,犯人は少年5人で,1人は友人に勧められて警察に出頭し,他の4人の身柄もすでに拘束されています.ただ,彼らはそれが放棄された墓地であり,ユダヤ人の墓であるとは知らなかったと述べているとのことです.

(L'OBSの関連記事: Sarre-Union : "petits cons" ou "racistes", les copains de lycée ont leur idée)

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