自然への依存とギャンブルへの依存

日本人にとって，自然は四季折々に海や山のの恵みを与えてくれる慈母のような存在であると同時に，地震や津波，台風や火山の爆発など，一度，荒れ狂うと手が付けられない凶暴な恐母にもなります．そういう自然とのつながりが強いほど，人はギャンブルに依存してしまう可能性が高くなるのでしょうか．以前，仕事で秋田に滞在したとき，同じプロジェクトに参加した近隣他県から来ておられた方から秋田はパチンコ屋が多いと聞かされましたが，確かにそのようです．また，現在，滞在中の岩手県も少なくないようです．(こちらのサイトに一覧が掲載されています．)

 上記を綴った後，第二次世界大戦において日本を降伏へ導いた米内提督が岩手出身だったことも思い出しました．同提督は，山本元帥のようにギャンブル好きというわけではありませんでしたが，国際情勢を的確に把握し，冷静に分析する能力を身に着けていました．それは，やはり宮沢賢治が描いた厳しく過酷な自然の中で育った故かもしれません．もちろん，ロシアに駐在武官として滞在中に3月革命を目撃した経験も影響しているかとは思いますが，それを基に論文を書くだけの能力を備えるに至ったのも，やはり南部と言う風土が少なからず影響したのではないかと思っています．

相関ランキングを見ると農業就業人口と正の相関があり、総人口増減率と負の相関が高いことから、人口が減り、農業就業者が多い地方にパチンコ屋が多いと言える。https://t.co/M7Jy81tQYz

— Kiosque de Paris (@KiosqueDeParis) 2018年6月20日