Tuesday, 30 June 2015

'Burn-out'より'Bore-out'のほうが深刻? (フランス語)

動画サイトに違法アップロードされている『旗本退屈男』のフィルムには"Bored Hatamoto"というタイトルがつけられていますが,以前,ラジオのインタビューの中で市川歌衛門さんは,主人公の早乙女主水之介は,実は全く退屈していないと仰っていました.確かに,1本の作品の中で最低5回は衣装を替えますし(明白な武家諸法度の第10条違反),あれだけ色々な事件を解決しにあちこちへ出向く訳ですから,まず退屈をすることはないでしょう.性格的に退屈するのを極端に嫌う人なのだと思います.こういう人は,Bore outになることは絶対にないでしょう.本来,退屈するはずの無役というステータスを,むしろ積極的に利用して退屈しないように生きているのですから.

それで思い出したのが,以前,仕事で知り合った某自動車製造会社の若いエンジニアの方の言葉.曰く,「仕事が楽しければ,そもそも疲れなんか感じない.」その方を含め,もう1人のエンジニアの方と雑談をしていた折,談たまたま「お疲れさま」という言葉に進み,私が「最近では,学生の人達まで,クラブ活動の後で互いに言いあったりしていますが,どうも違和感を感じます.そもそも好きだから,運動にせよ,何にせよそういうクラブに入っているわけで,疲れるくらいなら入らねばよいのでは.このまま行くと,そのうち幼稚園でも,別れるとき「先生,お疲れさまでした.皆様,お疲れさまでした」と挨拶するようになるかもしれません.」などと言ったのを受けての発言でした.

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