Friday 26 June 2015

5億年前に海底を闊歩したHallucigeniaの復元映像

サイズは数センチとのことです.巨大化したら,間違いなく怪獣映画の主役です.ただ,無脊椎で,しかもこの形状で巨大化した場合,果たして重力に耐えられるかどうか一抹の不安もあります.また,名前が長いので,群衆が逃げ惑うシーン等では名前を含む台詞が言いづらくなるでしょう.

彼氏「わー,ハルシゲニアの化け物だー!逃げろー!」
彼女「わー!綺麗なゲジゲジちゃん!超可愛いー!」
彼氏「馬鹿 ! そんなもん,みとれてんじゃない.早く逃げるんだ.」
などとなりますから.

また,名前の後ろに'ラ','ス','ドン','ゴン'などをつけようものなら,さらに言いづらくなります.(単純に'ン'だけつけると,人間に近い生き物,例えば,宇宙人(ハルシゲニア星人)のように聞こえてしまいます.) そこで,もし映画に登場させる場合,対策を検討する科学者の発案で呼称を短く「ハル」としたら... 

村人「おっ!ハルが来たぞー!」などとなり,まるで北国の人たちが,長い冬が終わって喜んでいるように聞こえてしまうので,俳優さん達は恐ろしいというニュアンスを出すのに,これまた一苦労です.さらに,攻撃準備をして待ち受ける防衛隊本部の会話でも... 

隊長「おい,ハルはどこまで来ているか.」
部下「はっ.向こうの山を越えつつある模様です.」
などと,歌の文句のようになってしまいます.が,よく考えてみたら,『朝はどこからくるかしら』の歌詞でした.

絵を見たら,カラビ-ヤウ多様体を思い出しました.
Andrew J. Hanson, Indiana University. [CC BY-SA 3.0 or Attribution], via Wikimedia Commons

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