Friday 2 November 2018

ドイツで風力起源電力用巨大蓄電池の製作に参加した日本のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構) (ドイツ語)

やればできる日本の技術力.この蓄電施設は人口23,925人を抱えるファレンの全家庭にそれらが消費する全電力を5時間連続して供給することができます.(詳しくは,EWEのサイトのこちらのページで) ところで,日本の官営電力会社の寡占体制下では,こうした試みは不可能なのでしょうか.
さらに,EWEは,世界最大のバッテリーをオルデンブルクの旧岩塩抗内に設置する計画も立てています.運転開始は2023年に予定されていますが,ベルリン(人口3,520,031)と同程度の規模の大都市に1時間,その全消費電力を供給することが可能となり,また,オルデンブルク(人口16.57万)などの都市では1日,それが可能となります. というわけで,北上山地の地下に国際リニアコライダーを建設したい岩手県諸市町村に提案です.東北電力が独占する送電網への常時連携は無理でも,災害時の電力供給,そして,将来的には再生可能エネルギー起源電力の安定化を図るために,こうしたバッテリーの設置を検討されてみては如何がでしょうか.少なくとも,真の目的についての議論はおろそかにされたまま,単に経済効果のみを目的とする誘致活動には首をかしげざるを得ません.

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