オリエント急行の食堂車"Anatolie"でYannick Allénoの料理を味わう

今年の8月31日までパリのアラブ世界研究所で開催されているオリエント急行の車両展示ですが，その食堂車アナトリーで，ヤニック・アレノ氏の料理を味わうことができます．なお，予約はオンラインでのみ可能です．（英語/フランス語）

ところで，上記展示の会場となっているアラブ世界研究所ですが，屋上からの眺望は素晴らしく，ノートルダム大聖堂，サン・ジャックの塔，さらにモンマルトルのサクレ・クール寺院など，シテ島からセーヌ川の右岸一体を見渡すことができます． 例えば，下の写真のように．

フランスの保存鉄道に関するニュース - 2014年夏

ドイツや英国に比べ，保存鉄道（あるいは，趣味としての鉄道）に対し，かなり冷めた姿勢を見せるフランスですが，この国で発行されている数少ない鉄道専門誌のひとつ"Le Train"は，毎年7月号で夏休みに訪れるたいお奨めの保存鉄道を紹介しています．今年の7月号にも巻頭の4ページから12ページにわたって多くの保存鉄道，鉄道博物館のリストが提供されていますが，以下は"En bref!"と題されたコラムの中で見つけた蒸気機関車関連のニュースです．

• Le Train à Vapeur de Touraine : 現在，動態保存機とするため修復工事中のミカド機141 C 100ですが，来年2015年にLoudun，Touars間において運行が予定されています．
• Le Chemin de Fer Touristique Limousin-Périgord : 140 C 38牽引の列車が今年の夏，リモージュ周辺で運行されます．
• Le Chmin de Fer Touristique de la vallée de l'Aa : ドイツの戦時型機関車52（プレート表記は，なぜかポーランド式でTy2）牽引の列車が運行されます．

以上の他に注目したいのが， Le train touristique de l'Ardècheで，昨年の9月に復活したマレー式タンク機の403号です．風光明媚なDoux渓谷に沿って走るメートルゲージの同鉄道のサイトへはこちらからどうぞ．（Wikipediaに，同鉄道についての英文の紹介がありました．）

なお，雑誌"Le Train"のサイトには各種イベントの予定が掲載されていますが，やや判りづらいのが難点です．

（上記のリンク先のサイトは，すべてフランス語のみの表記です．）

オーストリアのバード・イシュルで第一次世界大戦にちなんだ特別展

バード・イシュルと言えば，今から100年前の1914年7月28日，皇帝フランツ・ヨーゼフが住居であるKaiservillaの職務室でセルビアに対する宣戦布告文書に署名をした場所ですが，現在，この町のトリンクハレで第一世界大戦にちなんだ特別展が開かれています．ひとつは「1914年7月28日　-  第一次世界大戦とその後」，そしてもうひとつは「第一次世界大戦に於けるバード・イシュル」と題されたもので，開催期間は，前者が6月28日から10月5日迄，後者は，すでに開催中で10月26日迄です．

フランス国内の列車およびフランス発着の国際列車の運行状況が確認できるサイト

すでに9日間続いているフランス国鉄の労働組合のストライキですが，利用する列車の運行状況が確認できるウェブページが，以下のとおり同国鉄によって提供されています．

• 全体の状況（表示されたページのPerturbations du trafic...の後のen savoir plusをクリックします．（表示はフランス語のみ）
• 各列車の運行状況（インタラクティブ）

なお，6月18日現在， ダイヤ通りに運行されているのは，国内ではOuigo，国際列車ではEurostar，フランスからドイツへ向かう列車およびタリスのみで，それ以外は国内路線，国際路線ともに平均で10本中7本程度の間引き運転となっています．

また，ストライキの影響で運行が取りやめとなった列車の乗車券は，前日，当日，または翌日に同じ経路で運行されるすべての列車において有効です．（指定席を予約した場合，当該列車以外においての座席の確保はなされません．）予約した列車の変更，さらに乗車券（「変更および払い戻し不可」と表記された乗車券も含む）の払い戻しはすべて手数料なしで駅の窓口にて可能です．詳しくは，こちらのページをご覧ください．（フランス語のみ）

チューリヒからグラウビュンデン往復一日乗車券が39フランから - 7月14日迄

2014年6月15日の時刻改正により，チューリヒとクール間のインターシティの本数が増加され，一層便利となったスイス東部の鉄道路線ですが，レティカ鉄道も，それらのインターシティに接続するダヴォス及びザンクト・モリッツ行きの列車の本数を増やしています．

今回の時刻改正を記念して，現在，チューリヒとクール往復を含むグラウビュンデン州内の交通機関の殆どすべてが乗り放題という，たいへんお得な周遊券が発売されています．（州内のレティカ鉄道，郵便バス，ダヴォス市の交通機関，エンガディンバス，シルベストリバス，クール市バス，クロスタース，シュクオール，ザンクト・モリッツなどの地域バス，さらにレチュンス，フェルディス間のロープーウェイが乗り放題．）

購入はオンラインのみで，1等は59フランです．詳しい情報と購入は，スイス連邦鉄道のこちらのページでどうぞ．（ドイツ語；英語のページは見つかりませんでした．）

シュトルムのファンの方へ - ハーデマルシェンで『白馬の騎手』のページェント上演のお知らせ

テオドール・シュトルムが晩年を過ごし，遺作となった『白馬の騎手』を執筆したハーデメルシェンで，昨年からこの作品を原作としたページェントが上演されています．今年は，その第二部が5月と8月に上演されます．三部構成となっているので，来年は締めくくりとなる第三部が上演されるようです．

詳しくは，NOK-Routeのこちらのページをご覧ください． 昨年，上演された第一部についての情報ははこちらから．

ユーロスター，スタンダードスプルミエクラスが30%オフ

ロンドンとパリ，ブリュッセル，またはリールを結ぶ列車が対象のようです．購入期間は6月24日迄．対象列車は，ロンドン発7月15日から9月14日迄です．詳しい情報と予約はユーロスターのこちらのページから．

ロンドン地下鉄ハマースミス&シティー線開業150周年記念イベント - 地下鉄でSL列車に乗ろう！

何とも凄い催しですが，当該路線におけるSL列車の運行は8月2日及び9日です．詳しい情報と乗車券の購入はロンドン交通博物館のこちらのページから．乗車券は6月12日から発売されるそうです．なお，3歳以下のお子さんは乗車することはできません．