Saturday 21 July 2018

大槌町の大槌稲荷神社の神職十王館勲さんの『僕の避難所長日記』

地震と津波の被災者140人の避難所となった同神社の神職の方の記録です.(こちらで閲覧およびダウンロードが可能です.) 冒頭で特に印象に強く印象に残ったのは,防潮堤があったために当該防潮堤の内側に津波の引き水がせき止められ,浸水地域の水位が保たれたまま,次の津波が押し寄せてしまったという記述でした.大槌町では,「津波が来襲する前には,必ず潮が引くと広く信じられていたため,逃げ遅れて津波の犠牲になる人が多かったそうです.(死者・行方不明者1600人.Cf. 『「津波の前 必ず引き潮」「誤信」悲劇』, 2011年5月1日付河北新報)

この神社も津波遡上限界ライン上に位置しています.(国土地理院提供の『2万5千分1 浸水範囲概況図 岩手県』より)

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