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Sunday, 25 August 2013

ヨーロッパ自転車事情

まず,今月28日から31日からドイツ,Friedrichshafenで開催されるヨーロッパ自転車見本市Eurobikeのサイトへのアクセスはこちらからどうぞ.なお,開会式ではメルケル首相の式辞があるそうです.ところで,最近,ドイツでは交通規則を無視して走り回るKampfradler(戦うサイクリスト?)が問題になっているようですが,日本よりはまだましかもしれません.

英国からは,ヨーロッパ最長1.6kmの自転車専用のトンネルでの通行が開始されたというお話.といっても,新たに建設されたものではなく,廃止された鉄道トンネルを自転車専用として再利用することになったものです.そのため,天上には煤が残っていたり,コウモリがぶらさがっていたりとなかなか趣がありそうです.このCombe-Down-Tunnelは,Midford,Bath Queen Square間に位置し,開通は1874年.当時,英国において通気設備のないトンネルとしては最長だったそうです.夏にはBournemouthへ向かう大勢の観光客を載せた列車が,また,一年を通して貨物列車が通行し,それなりに活気があったようですが,1929年,専務車掌を含む三名の職員が殉職するという事故が発生し,それ以降,時折トンネル内を走行する幽霊列車が目撃されるようになったとか.そして,1960年代,国鉄の合理化事業の一環として廃止が決定されました.

自転車愛好家のみならず,鉄道愛好家の活躍によって復活した,この因縁めいた話が伝わるトンネルですが,自転車専用として路面はレールの替わりにアスファルト舗装されています.また,照明設備も7 mおきに設置されています.それでも先住民であるコウモリたちの生息環境も維持する必要があるため,それらの場所では照明は暗くされています.特に夏には最適のサイクリングコースといえそうです.

(2013年4月5日付電子版Spiegelの記事"England eröffnet längsten Fahrradtunnel Europas"より.)

最後は,少し古いウェブ写真集ですが,自転車先進国オランダの自転車のある風景です.こちらからどうぞ. 関連記事へはこちらから.

Sunday, 18 November 2012

コペンハーゲン市,タブレットPC付き公共レンタルサイクル導入へ

11月17日付電子版"SPIEGEL"誌の記事"Kopenhagen schraubt Navi an Lenker"より.

来年から,デンマークの首都,コペンハーゲンを自転車で巡るのがさらに楽しくなりそうです.コペンハーゲンと言えば,アメリカやヨーロッパの都市における公共レンタルサイクルの草分け*1)ですが,そこで貸し出される自転車に,来年からタブレット形コンピュータが搭載されるというのです.端末には,ナビゲーション機能が装備され,借りる際に,利用者(観光客)の希望に応じて,三つの異なるルートが提案されます.そして,訪れた地区の名所に関する情報はもちろん,ショッピングのディスカウント情報,レストランのスペシャルメニューなど,あらゆる便利な情報が,まさにリアルタイムで表示されます.

この,デンマーク,スペイン,そしてオランダの企業によって共同開発された新しいシステムは,20 クローネをデポジットとして払えば,誰でも利用することができます.自転車もなかなかシックなデザインとのこと.

以上が,記事の要約ですが,自転車でヨーロッパを巡る場合に役立つのが,"The European Cycle Route Network"のサイトです.昨年,北ドイツのフーズムを訪れた際,St. Peter-Ordingの自転車屋さんで借りた自転車に乗って,このサイトでも紹介されている"North Sea Cycle Route"のごく一部の区間ですが,Westerheverの灯台まで往復しました.天候にも恵まれ,北海沿岸のサイクリングはなかなか楽しい経験でした.次回,もし機会があったら,ドナウ川沿いのサイクルロードを走ってみたいなどと思っております.

大勢の観光客で賑わうWesterheverの灯台

*1) 1995年,世界に先駆けて公共レンタルサイクル制度を導入