Friday 26 December 2014

年を越しそうな謎

スイス放送のニュースサイトの記事"Die grössten Fragezeichen 2014"から,一般的なものを紹介します.
  1. MH370は,今どこに?
    ライフジェケット,機体の残骸,座席のクッション等々,手がかりとなるものはこれまで何一つ発見されていません.(ドイツ語ですが,こちらに経緯をまとめたインフォーグラフが提供されています.)

  2. 原子力プラントでメルトダウン発生時,ヨードタブレットは効果があるのか?
    スイスでは,この年末,500万人が政府からヨードタブレットを支給されました.このヨードタブレットは,甲状腺を放射能から守るとされていますが,本当に効果があるのでしょうか.また,実際,この錠剤はどのように作用するのでしょうか.(こちらは,スイスの原子力発電所の所在地を示した地図.)

  3. 誰がMH17を撃墜したのか?
    事件は7月にウクライナ東部上空で発生.乗員乗客298名全員の死亡が確認されました.しかし,誰が,この大惨事を招いたのか未だに明白になっていません.西側諸国はロシア寄りの反政府勢力,そして,ロシアはウクライナをその真犯人として非難しています.オランダによって率いられている調査委員会は,事件についての情報をなんら明らかにしていません.

  4. キム・ジョン・ウンは,まだ権力を保持しているのか?
    最近開催された党の重要なイベントも含め,最近,まったく姿を見せなくなりましたが,10月に公開されたインタビューに応じている写真で彼はステッキを持っていましたが,怪我をしていたのでしょうか,あるいは病気だったのでしょうか.少なくとも,専門家によると,独裁者はまだ権力を掌握しているようです.(Cf. "Nordkorea-Experte: «Kim Jong-Un wurde nicht entmachtet»")

  5. 何故,"ハイル,ヒトラー!"式挨拶は禁止されないのか?最後は,スイス国内のこと.連邦裁判所は,公の場に於けるこのジェスチャーそのものは処罰にあたらず,ネオナチズムのプロパガンダの手段となった場合のみ処罰の対象とするという判決を下しました.この決定は国内外に大きな抗議の声を巻き起こしましたが,鍵十字や極右主義のシンボルの使用も,スイスでは基本的に刑罰の対象とはならないとのことです.

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