Thursday 11 April 2013

"Westwind",近年久々に観る素晴らしい映画でした!

仏独協力条約(エリゼー条約)締結50周年の今年は,それに因んだ催しが仏独両国の様々な分野に於いて開催されていますが,数年前から映画界でもそれに応える形でいくつかの名作が制作されました.例えば,日本でも公開された"Barbara"(邦題『東ベルリンから来た女』,2012年,ドイツ)は,フランスで最も多くの人が観たドイツ映画だったそうです.ほかにも,"Wunderkinder"(邦題『いのちをつないだバイオリン』,2011年,ドイツ)などもそのうちに数えられるでしょう.

そして,最近,ARTEで放送された"Westwind"(邦題不明)ですが,敢えて個人的な評価を申すならば,上記二本よりさらに上位に置きたい作品です.

内容は実話に基づいており,1988年の夏,東ドイツの17歳の姉妹ドレーンとイザは,スィープ競技のペア.ベルリンで開催される大会目指して,ハンガリーのバラトン湖のキャンプで練習に励みますが,ふとしたことで知り合った西ドイツの若者たちと関係を深めて行き,やがて命がけの決断へと進んで行くといったもの.

フランス語版とドイツ語版のみですが,ARTE+7上で鑑賞できます.(本ブロクの右側のガジェット「ARTE+7から」にも『西からの風』という題名をつけて当該映画へのリンクを掲載いたしました.日本時間明後日4月13日未明午前4:30迄無料視聴が可能です.また,ヨーロッパにお住まいの場合,新たに始まったARTEのvoサービスで字幕付きで鑑賞出来る場合があります.詳しくは,こちらをご参照ください.)

以下,"Westwind"のデータです.

出演:Friederike Becht, Luise Heyer, Franz Dinda他
監督:Robert Thalheim
音楽:Christian Conrad
制作:2011年,Laokoon Film(ハンガリー),ZDF/Das kleine Fernsehspiel(ドイツ第二放送)合作,ARTE Cinepostproduction協力
公開:2012年3月30日
時間:90分

* Amazon.deなどで購入出来るDVDは,英語の字幕付きです.

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