"L'homme n'est rien en lui-même. Il n'est qu'une chance infinie. Mais il est le responsable infini de cette chance."
先日,ベルリンの連邦議会で,エリゼー条約締結50周年を記念して開催された独仏合同国会の冒頭,ノルベルト・ランメルト(Dr. Norbert Lammert)連邦議会議長が演説の中で引用したカミュの言葉です.
恐らく,正確で綺麗な日本語の訳が存在していると思うのですが,見つからなかったので,以下は拙訳です.
「 人間は,それ自体,無に等しい存在だ.彼は,単に無限の可能性でしかないのだ.しかし,彼はこの幸運に対する無限の責任を負っているのだ.」
ところで,この祝賀気分に彩られたイベントの最後に両国の国家が演奏されましたが,フランスは,もちろんラ・マルセイエーズ,そして,ドイツはというと,再統一前の西ドイツの国歌の第三節が歌われました.再統一後は,この第三節のみがドイツ連邦共和国の国歌であり,「ドイツが世界でNo.1」という,あの有名なセンテンスは,少なくとも公式の場では歌われることはありません.
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