Wednesday, 16 January 2013

アルジェリアにおける邦人拉致 - 現地報道から

丁度今届いた,アルジェリアの日刊紙El Wtanのニュースレターによると,南部のTiguentourine(In Aménas)という所にあるSonatrach-BP-Statoilのキャンプが武装集団に襲われ,JGC(Japan Gas Corp. =日揮)の日本人職員一名と二名のフランス人が誘拐されたとのことです.この情報は目撃者によるもので,同じ記事はロイターのニュースの内容も紹介しており,そちらは,日本人五名,フランス人一名の計六名が拉致されたとしています.

被害者は,武装勢力の4WD車に乗せられ,そのまま拉致されました.また,武装勢力の急襲後,当該キャンプの警護隊隊長を含む二名の英国人および一人の警察官(現地人)の死体も確認されています.なお,武装勢力のメンバーの言葉のアクセントは,リビア人のものだったという証言もあります.

事件を受けて,現在,同地方に存在する複数のガスプラント関連のキャンプでは動揺が広がっており,外国人は当局からキャンプの外には出ないように指示が出されています.また,外部との連絡をさせないために,当局により職員の携帯電話が没収されたそうです.(手引きをしたスパイが居るかもしれないという疑いからの措置かも知れません.)

以下,記事のURLです.記事の日付は,現地時間1月16日10:53.同日12:15に更新されています.(オリジナルの記事に現地の地図が挿入されています.)

http://www.elwatan.com//actualite/in-amenas-trois-ressortissants-etrangers-enleves-a-tiguentourine-16-01-2013-199732_109.php 

追記(21:41)

現地時間で今日の昼(12:45)に放送された仏独の共同テレビ局ARTEのニュース番組ARTE Journalでも,事件について簡単に触れられていました.それによると,上記のEl Watanの記事の情報に加えて,現在,アルジェリアではテロリストの掃討オペレーションが実施されている最中であり,そうした状況下で発生したとのこと.

http://videos.arte.tv/fr/videos/arte-journal--7247600.html

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