Wednesday 23 January 2013

プラントを最悪の事態から救ったアルジェリア人警備員

アルジェリアの日刊紙エル・ワタンのニュースレターに掲載された記事Hommage à Mohamed Amine Lahmarより.

モハメッド・アミンさん(Mr. Mohamed Amine, 26歳)は,事件現場の警備員の一人で,プラントのゲートの警備担当でした.

ゲート付近に武装集団が表れたのは,イナメナスの空港へプラント職員を乗せたバスが出発した直後でした.武装集団の銃撃を受けたバスの警護隊は応戦し,そばに居た警護員も直ちに彼らに合流しました.アミンさんはすぐにゲートを封鎖し,プラントが攻撃を受けているとプラントの管理本部に連絡,管理本部は直ちにプラント全体の運転を緊急停止しましたが,アミンさんは銃撃により命を落としました.命を賭けたアミンさんの働きにより,武装集団が当初目論んでいたプラント全体の爆破は阻止されました.もし,プラントが運転を続けていて爆破された場合,その犠牲者の数は数百人にのぼり,周辺数キロにわたり被害が及んだと考えられます.

記事は,プラントを再稼働するように武器をつきつけて脅す武装集団の要求を頑として拒否した職員たちの姿勢についても言及しています.

以上が記事の要約です.犠牲者の方々に対し心より哀悼の意を表します.

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