Friday 5 May 2017

高層ビルのエレベーター,26秒の密室で無差別殺傷事件の起きる可能性

今の仕事場がある虎ノ門の高層ビルですが,30階以上の階にも色々な企業の事務所が入っています.

このビルは丘に突き刺さったような格好でに建っているため,正面出入り口は1階に位置していますが,裏の出入り口は,ほぼ丘の頂上の高さに相当する3階に位置しています.

このビルには2種類のエレベーターがあり,1つは1,2,3階と止まり,その後は22階まで止まりません.もう一つのほうは,1,2,3階に止まるのは同じですが,その後は30階まで止まりません.先輩の方に,エレベーターの通過区間で通り魔に遭遇したら怖いといったら,試しに,その間の時間を測ってみたらと言われ,30階まで無停止のエレベーターで,3階から30階までの通過区間は26秒余り,充分犯行は可能な時間です.26秒間,エレベーターは完全な密室となってしまうのです.

セキュリティはどうかというと,エレベーターホールに入るには磁気情報を記録したカードをドアの脇のセンサーにかざさなければなりません.しかし,訪問者として,受付の警備員に名刺を2枚見せれば誰でも入ることは可能です.提示された名刺が偽造されたものかどうかは調べられません.そして,持ち物のX線検査などは言うまでもなく,ボディチェックもありません.

こんなルーズな体制では,無差別どころか,ターゲットを絞った殺害も可能でしょう.例えば,入ったゴンドラの中で催涙スプレーを噴霧し,ひるんだ隙に刃物で刺し殺すことも26秒もあれば十分に実行可能と思われます.返り血を浴びたくなければ,神経ガスなどの毒ガスを用いればいい.そうすれば,30階に着いたのち,持って逃げたくないものはゴンドラ内に残し,何食わぬ顔で別のエレベーターを使って3階まで下りて逃走すればいい.昇りのエレベーターに30階から乗り込んでくる人は,誤りでもないかぎり,いません.なお,ガスマスクは噴霧した直後に装着した方が怪しまれないでしょう.最初に催涙スプレーを噴霧し,ガスマスクを装着し,その後に神経ガスを噴霧すればよいでしょう.

と言うようなことを書いただけで共謀罪の適用を受けるのでしょうか.なお,上記の環境は,すべて実在します.



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