Sunday, 1 January 2017

Russian operation hacked a Vermont utility, showing risk to U.S. electrical grid security, officials say

もし,本当だとすると,ロシアとは仲良くしていた方が身のためかもしれません.
それがいやなら,通信ケーブル(例えば海底ケーブル)を物理的に切断してしまうことくらいしか,効果が賀期待出来る方法はありません.そうなると,まっさきに困るのは空飛ぶ倉庫の製造を計画しているこちらの企業に限らず,今や,世界の商いはすべからく不可能になります.
以下の記事はご参考.ブラックアウトの原因のひとつにハッキングが挙げられています. さらに現実味があるのは,原子力発電施設のシステムへのハッキングです.これ迄すでにリトアニア(1992年),アメリカ(2003年,2006年,2008年),イラン(2010年),ロシア(2010年),韓国(2014年)がハッキングされています.それにより人為的にメルトダウンを発生させることも理論上不可能ではありません.(詳細は,ロンドンに本部を置くNGOチャットハムハウスによるリポート“Cyber Security at Civil Nuclear Facilities – Understanding the Risks”をご覧下さい.) そうしたハッキングに使われたのは,Stuxnetと呼ばれるアメリカとイスラエルによって開発されたというマルウェアで,元々の意図はイランのウラン濃縮施設を使用不能にするためでした.実際,このマルウェアによる攻撃でナタンツという場所に位置する施設内の1000もの遠心分離装置が使用不能になったそうです.
このマルウェアは,いまや規模の大小は問わずプラントと呼ばれるあらゆる施設の制御に用いられるシーメンス社製のSCADAに感染したことも判明しています.たちが悪いことに,SCADAとの通信が成立した時点で悪さをし出すという実に忌々しいマルウェアです.(一種のトロイの木馬) つまり,今や “There is a pervading myth that nuclear facilities are ‘air gapped’ – or completely isolated from the public internet -and that this protects them from cyber attack.というのは,まさに神話でしかないということです.

ところで,オバマ,プーチン大統領の不仲については修復しそうになさそうです.

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