Thursday, 14 May 2015

ヴァチカン,パレスティナを国家として承認へ

ヴァチカンは,アメリカの大きな外交政策の転換で,不思議とその相談相手となり,何故か,元々プロテスタントの国であったはずのアメリカは,それに従います.(結果としては,ヴァチカンがアメリカの道具となっているとも言えますが.)最近の例では,キューバとの国交回復ですが,日本の占領政策においてアジアにおける帝国主義イデオロギーを支えた宗教施設である靖国神社の存続もマッカーサーがヴァチカンにお伺いをたてて,廃止は止めた方がよろしいでしょうとの勧告を受け入れた結果です.(マッカーサーとしては,天皇同様,靖国神社は残しておいた方が占領に有利と思っていたでしょうから,直ちに焼き払ったほうがよいと強硬に進言する部下たちからの突き上げを交わすジェスチャーであったように個人的には想像していますが.)

EUはパレスチナを承認し,後者と協力し真の意味での独立を得られるように積極的に援助しようとしています.(具体的には,どこまで可能か判りませんが. ) アメリカや,それを妄信的に親方星条旗と仰ぐ日本は,パレスチナを国として承認していません.アメリカ国内で考えられる問題としては,ユダヤ系のロビーよりもキリスト教原理主義者たちのロビーの動きではないかと思っています.ただ,アメリカの今後の外交政策になんらかの,しかも場合によっては,重大な影響を及ぼす可能性も考えられます.(あるいは,最近のアメリカ政府のイスラエルに対する姿勢を見ると,すでに及ぼし始めているかもしれません.)アメリカ政府,正確には大統領は,自分にとっての将来のヴァチカンの利用価値は下げたくないはずだからです.今後の進展を注視したいと思います.


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