Friday 23 January 2015

"Les Japonais sont aussi Charlie"(「日本人もシャルリー.」)

Daechが公開した日本人人質2人を写した映像を使ったいろいろな風刺画が公開されているのをL'OBSが報じていますが,「日本人はテロを恐れていない,日本人もシャルリーだ」とこうした姿勢を高く評価をしています.取り上げた記事も,最も読まれているもののランキングで1位です.なるほど,そういう見方もできるのですね.Daechというのは,こちらの態度がどうであれ外道働きをしつづける連中ですから,それならそれで,これもひとつの対抗手段といったところでしょう.(少なくとも風刺の対象はテロリズムとテロリストであり,イスラム教ではありません.)ところで,フランス語を学習されている方へ老婆心ながら説明させていただくと,Charlieは名詞を形容詞として使用しているので不変化であり,従って主語(Les Japonais)が複数でもおしまいにsはつきません.

なお,今月29日から開催されるアングレーム国際漫画際のサイトはこちらです.下は,出店されるフランス国鉄のブースのお知らせ.
国際漫画祭で思い出しましたが,確か,日本の漫画で最初に大賞を獲得したのは水木しげる先生の『のんのんばあと俺』だったと記憶しています.(面倒なので確認はしませんが.)ここで漫画関連の話をもうひとつ.先日,フランスからお迎えしたお客様との話の中で,その方から宮崎駿監督の作品についてどう思うかと訊ねられたので,嫌いではないが,個人的には昔の東映動画のほうが好きと答えました.理由は?と,さらに質問されたので,日本の伝統を受け継いでいるからと言うと,それなら『千と千尋の神隠し』も日本の伝統的な要素を含んでいるのではとお客様.確かに,そうも言えますが,私が申し上げたいのは大和絵などの日本の伝統的描画技法を彷彿とさせるシーンが東映の作品では随所に見られるが,宮崎監督の作品にはそれがあまり見られないということですと返すと,なるほどと先様も(ある程度)理解してくださったようで,漫画についての質疑応答のラリーは,それでとりあえず終わりました.

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