Monday, 12 January 2015

マリーヌ・ル・ペン党首が出席した国民戦線の牙城ボーケールでの集会

国民戦線の党員を村長に選ぶほどですから,この土地での国民戦線の人気は圧倒的です.Charlie Hebdo襲撃事件の発生を受けて日曜日に開催された集会も,たいへんな盛り上がりだったようで,「ジャーナリストとひげ面(ムスリムの人)は焚刑にしろ!」と叫ぶ参加者もいたとか.(ジャーナリストが言及された裏には,国民戦とCharlie Hebdoの仲はきわめて険悪で,前者は後者を法的に罰したがっており,後者は前者を法的に禁止させたがっているという事情があります.)


それでも,村人の中には国民戦線を支持しない人もいて,彼らは"Je suis Charlie mais pas FN"(「私はシャルリー.でも国民戦線ではない.」)と書かれたプラカードを掲げたり,ル・ペン党首の名前を大声で連呼する群衆の背後で彼女の演説中,野次の口笛を吹いたりして抗議の意思を示したそうです.そして,集会の途中,国民戦線の支持者とそうでない人との間で口論なども起きたようです.また,集会に参加する人の中にはムスリムの人たちもいましたが,彼らは周辺に立っていたそうです.

以上,SPIEGELのFrankreich und der Front National: Die Spalterからでした.

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