Thursday, 15 January 2015

ヒットラーの生家がネオナチの聖地となることを避けたいオーストリア内務省

ヒットラーの生家は,ドイツ国境に隣接するBraunau am Innにあります.建物は,政府が借り受けてボランティア団体に活動の場として提供していました.そして,3年前まではハンディキャップを持った人たちの作業場として使用されていましたが,主催者の団体が退去して以来,空き家となっています.新たに同様の団体が使用するには補修工事が必要なのですが,持ち主がそれを望まないためです.しかし,このまま空き家の状態が続くと,ネオナチなどの思想を持った人たちの聖地になることを恐れる内務省は,この建物の国家収容の選択肢の検討も始めました.もっとも,持ち主が国家に売却する場合はその必要はなくなりますが.

以上,NZZの1月14日付Wien will Nazi-Pilgerstätte verhindernからでした.

ところで,『我が闘争』の中で述べられているヒットラーの日本人観をこちらのページへ抜き出しました.なお,日本語で読むと腹が立ってくるので,原文(ドイツ語)と英訳のみです.ご了承下さい.

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